第223話 マスターたちの会合

     ダンジョンマスターたちの会合


 ダンジョンマスターは、年に10名近く消えていく、

そのほとんどが、新人ダンジョンマスターで、

中堅クラスは、なんとか生き延びている。


 中堅クラスは、あるときは共に戦い、またあるときは敵として戦う、

今日はそんな、中堅クラス2人が会合をもった。


 「よう久しぶりだな、そっちはどうだい?」


 「まあ、ぼちぼちだな、それよりそっちはどうなんだ?」


 「こっちも似たようなもんさ」

 「どころで、例の話は知っているかい」


 「ああ、ポンシェのことだろ、まさか序列1位が潰れるとは思わなかったぜ」

 「魔王ごっこやっていて、主力が他に行ってる時に、モンスターが蜂起だろ」

 「ちゃんと、マナやってなかったんじゃないの?」


 「それに関しちゃ、協会が一部噛んでいると言う噂があるんだが」


 「そりゃそうだろう、あんなインチキで序列1位は面白くないはずだ」


 「そういわれれば、その不正、いままで放置してきたが、やっと対応したみたいだな」

 「それを知らないで、口車に乗って新人、後釜を狙ったみたいだが、すぐ消えたな」


 「所詮は、練成レベルが☆☆☆並ないと、国や町に貢献できないからな」


 「そういや、今年の新人4人は全員練成☆☆☆以上らしいな、当たり年か」

 「昨年が12名もいて、☆☆☆は1人もいなかったらしいから、今年は当たり年だ」


 「その中でも、南国に陣取った、星野とかいうのやばいな」


 「みんな、1ヶ月も持たないで、バョエーンだと思ったら、

今すごい勢いで発展してると言う噂だ」


 「俺もその噂は耳にしているぜ、なんでもアビトラ国ガリに行って、

病気治すのに中級ポーション500本使ったとか」


 「まあ半分は、眉唾物だと思うが、流行病を抑えたんだ、それなりには使っていると思う」


 「とても、ど新人とは思えない行動だよな」

 

 「しかし、どうやって南国でマナ集めているんだ、

俺たちと同じダンジョンコア使っているんだよな?」


 「まさかとは思うが、ロン様みたいに自力で集めていたりして」


 「そりゃないだろ、やつはドラゴンで、星野ってやつは人間だ」


 「まあ、要注意人物として、注目はしとかないとまずいな」


 その後、あることないこと話し合って会合は終了した。


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