第126話 ホテルバイキング

 いよいよ、ホテルバイキング当日となった。


 子供たちにも朝食を済ませ、準備は万端だ。


 ペレイラとタチアナお嬢様から忠告が入った、

食べ放題は構わないけど、デザートは1回で取れる数は3個まで、

食べ終わったら、また取りに来るというものだ。


 でないと、お盆ごと全部持っていく人が現れると。


 俺は、その忠告を取り入れた。


 俺はアレーナの町へと飛んだ、バス停の前には人だかりがある、

やばい、100人はいるんじゃないか?


 御者の方は準備できてるみたいなので、

ちょっと早いが26名を乗せて出発してもらった、

大人も子供も大はしゃぎである。


 大型馬車オムニ○スは、2台しか用意してないので、

1回に52名しか運べない、俺は残った人に謝りをいれると、

まだ、時間があるので次を待ってくれるとのこと、やさしいなあ。


 俺は急遽ホテルに飛んで戻った、領主とお嬢がいたので3者会談だ。


「今、アレーナに行って来たけど、結構人がいる、

招待では最大100名にしたはずが、それ以上いる」

「一応、開店時間は午前11時だか、早めないといけないかもしれない・・」


 「無料招待だから、他の人も小額払えば食べ放題だと思っているのでは?」


 そうこうしている内に、第一陣が到着した、

カロレ院長、マティルデ双子姉妹もプラカードを持って、道案内一生懸命にやっている。


 俺は、御者に取って返しをお願いした。


 何故だかわからないが、数名降りない人もいた、

どうやら豪華な馬車に乗ってみたかったみたいである、

娯楽の少ない、この星では、メリーゴーランドみたいな物なのかも知れない。


 つづく




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