第36話 イカ・タコ星人の遺産
俺は、転送装置の前にきた。
転送装置は五芒星で描かれており、
黒い大きな石版が取り付けられていた。
黒いスマホからは、データーをインストール、
分り易く言うと、取り込むことができた訳だから、
この大きな黒い石版も、可能だと考えられた。
俺は、期待を込めながら、石版に手をあてた。
石版から情報が俺に入ってきた。
石版の材質、重量、高さなど色々とわかった、
だが肝心の、地球からの転送方法がわからない。
うーん、残念!
俺は、あることに気づいた、石版の動力が入っていない、
パソコンもスマホも、スイッチが入っていなければ、ただのゴミ。
俺は、石版の動力を入れてくれるように頼んだ。
「普段は入れてないんですよね、魔石、消費するし、
まあ、今回は特別に起動させてみますね」
俺は、起動させ終わった石版に、手をあててみた。
インストール。
石版から、ものすごい量のデーターが流れ込んできた、
しかし俺の方も、なぜか、別にオーバーフローするわけでもなく、
すべてのデーターを、取り込むことに成功した。
俺って、超チートだな。
「あ、あった、俺の望むべきデータ、地球のデータが」
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