第19話 ダンジョンVSアリタイ王国
マッシモ・ココの召還は無事成功した。
元からマッシモ・ココは王国の体制に不満を持っていたし、
戦死することになった戦争に対しては、
はめられたと、怒り心頭だったこともあり、
快く副官(サブマスター)を受けてくれた。
王国の城壁から、2キロ位離れた場所にダンジョンを設立。
なるべく人目につかないように、ひそかに内部を熟成。
王都の周りは、マナが元から少ないので、弱モンスターを、
強モンスターは、こちらで作り転送するという作戦ができた。
アリタイ王国につくられたので、アリタイダンジョンと呼ばれる、
ダンジョンが稼動して、およそ2ヶ月が経った。
アリタイ王国第一騎士団長、ジャンルイジ・ポネーラは、
いやな予感を感じとっていた。
「最近王都の周りに、魔物が全然いない。
何かいやなことの、前触れでなければ良いのだが・・」
兵士A:「団長、考え過ぎですよ、あのなんでしたっけ、
魔導師のマルコ・コンティのやつが、
魔物をおびき寄せていたんじゃないすか。
あいつが居なくなってから、
ほんと見なくなりましたから」
兵士B:「団長大変です」
ジャン:「どうした、なにがあったのだ」
兵士B:「城壁の外2km位のところに、洞穴みたいのがあって、
そこに魔物が住みついているみたいです」
ジャン:「なんだと、よしうちの若手を5・6人連れて、
すくに調査してこい、わかったな」
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