腹痛が治らないから何か予告風の
トイレは、いつだって近くにあったんだ――
「ねぇ! 腹痛がなくなるの! それって素敵なことじゃない?」
ある日突然開いた、新しい世界への扉。
「でも、それって本当にいい事?」
「いいことに決まってる、痛みなんて少ない方が嬉しいだろ」
「そう……よね」
それは、腹痛と便意の、遠い戦いの始まり。
「馬鹿なことをっ!」
「僕はね、もう腹痛を感じない。つまり、無敵って事さ!」
「トイレに! いくんだっ!」
「腹痛を感じることが人間なんだって事なのかもしれない……」
「便器はいつだってそこら中にあるから、だから争いなんて生まれる!」
「ね、次のトイレはいつ?」
「お前のような奴が使えるトイレはここには――ないっ!」
腹痛と解放される者たちは、やがて一つに収束していく。
「パーキングエリアに、トイレがあるなんて、当たり前のことだったんだよ……当たり前の……」
トイレ、いつ行きますか?
BEN
近日公開
しない。
ああああああ!
あああああああああああああ!
俺の腹痛も綺麗に水で流してくれぇぇえええ!
戻れ腹の調子!(願い
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