第598話 相談6
最高神がサブ最高神に期待する視線を向けてくる。
ゴクッ
その重圧に思わず唾を飲み込んでしまう。
本音では適当な事を言って誤魔化したいが、斗馬さんの負担になる事はあまり言うべきではないとも思える。
‥‥‥そうだ!
本気で考えるとして、これだけは聞いておきたい。
「あの‥
最高神様は‥斗馬さんのハーレムに加わるつもりですか?
それと‥
正妻になりたいとか?」
答えを聞くのが正直怖いと思ってしまう。
『ハーレム?』
最高神の声色が変わる。
あれ?
もしかして地雷だったかな。
『今、ハーレムって言いました??
言いましたよね?
ハーレムって何ですかね?
妻は一人でいいと思うんですよ。
それを斗馬の優しさにつけ込んで‥
あ〜何かムカついてきた。
あっ、こうなったらハーレムメンバーの存在を消し去るのも‥』
最高神がヤバい事を口にする。
イヤイヤイヤ、それは絶対に駄目です。
あ〜最悪だ。
「存在を消すのは絶対に駄目です!
いいですか?
アナタは最高神です!
その最高神がライバルを消し去るなど、あり得ません。
それをした瞬間、アナタの負けです。
最高神が負けていいのですか?
最高神は絶対なのです!
その実力を持って堂々と勝つべき。
こそこそ出会いを考えるのではなく、堂々とぶつかって下さい。」
話しながら興が乗ってしまった。
斗馬さん、御免なさい。
私には止める事はできなかった。
貴方なら最高神様を正面で受け止めてくれるはず‥
ほんと、ごめん。
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