第77話 挨拶です
「斗馬さん、GOです!」
いや、それ言いたいだけだよね?
「どこの世界にいきなり門をぶち壊す人がいるんだよ!」
葵さんに抗議を入れる。
「斗馬さん。実はエルフの世界では門を壊す事が一般的らしいですよ。」
葵さんがもっともらしい事を言ってくる。
「そんな話、聞いたことないですが‥。」
ソフィアさんが速攻で否定する。
「チッ。」
葵さんが舌打ちをする。
何か葵さんがどんどん擦れていってるような気がする。
「斗馬さん、いいですか!彼らは善良な人間である我々に何度も攻撃を仕掛けているのですよ。そんな彼らにはガツンとするべきです!!」
葵さんの声が段々と大きくなる。
「それは木々を倒して進んだからでは‥。」
ソフィアさんがすぐにツッコミをいれる。
「どちらにしても斗馬さんはバスから降りないで下さいね。彼らはいきなり攻撃してくる野蛮人です。斗馬さんはバスから降りたら弱々なんですから。」
葵さんに何気にdisられる。
まぁ、俺もいきなり外に出るほど馬鹿じゃないよ。
とにかくマイクを使って話しかけることにする。
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