第4話『借金をするんじゃァァァ』


 ババアは悩んでいた。それは店を維持するためにお金が足りていないこと。




 そこでとも子は思い付く。




「そうじゃァァァァァァァァァ!!」




 とも子はジョナサンを連れて町外れにある工場地帯に行く。

 そしてそこに怪しく立っている一軒のアパートに押しかける。




「ババアじゃァァァァァァァァァァァァ!!」




 扉を開けると共にとも子は礼儀良く挨拶する。




 中にいたのはスキンヘッドや身体中に傷のある漢達。




「なんやバァさん?」




 そう、ヤクザである。




 とも子は挨拶を済ませると、一番奥で偉そうに座るボスっぽい漢に声をかける。




「お主が頭じゃな?」




「あ、ああ、いかにも俺が犬神組の頭、犬神 輝(いぬがみ あきら)だが……」




 すると婆さんは懐から1巻の紙を取り出す。




「このジョナサンに金を貸すんじゃァァァァァァァァァ」





「オウ、ノォォォォォォオウ」




 ジョナサンの悲鳴が工場地帯に響き渡った。




【後書き】


 ジョナサンかわいそう


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