ショタdeバニーボーイ☆

野口マッハ剛(ごう)

第1話 下校中のバニーボーイたち

 私はお姉さん、名前はない。名もなき社会の歯車だ。悲しいよね、私。今日は早くに退社をして学校の近くの住宅街を歩いている。


「先生、さよ~なら!」


 おっと、男の子たちの元気な声が聞こえてきますね。私はちょっぴり元気をもらった気分だ。ただひとつ、私は夢を見ているのだろうか? 下校中の男の子たちは、みんながバニーボーイであります。これには私はニヤニヤが止まりません。バニーボーイにランドセル、それはまさしく禁断の果実でございます。私は今日のストレスがバニーボーイたちによってフリーであります。おっと、私は見るだけ。お姉さんは愛でます。なぬっ! バニーボーイたちが手をつないでおります! ああ、このような状況はまさしく! 美しき生命! ああ、私は大変な思いに襲われます。バニーボーイたちを抱きしめたい! しかし! ダメよ! 私はそのバニーボーイたちを見守り隊! 私は居ても立っても居られずに走ります! バニーボーイ、万歳☆


続く

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