幸せなハス太1 ボクは怒られてません!

ハス太・・・闘病ハスキー兄さんの新しい弟君(現役)

      超パワー系ハスキー男子

      人の手先がヒラヒラとしたオモチャに見えて、

      カパっと甘噛みせずにいられない。

      散々注意され怒られ締められているが、一向に噛み癖が治らない。

   お空組先輩ハスキーに、強いお姉さま1頭、優しいお兄ちゃん2頭がいる。

   口癖<ボクは幸せだぁ~~~!!!>の限りなくネアカな少年ハスキー


「ハス太君、なんで噛むの?噛んじゃダメって言ったよね?」

<んーー、指先を見ると、噛まずにいられない。>

「お母さん、一生懸命怒ってるはずだけど?」

<お母さんが、なんか騒いでるのは判る。でも、怒られてはいないよ?>

「イヤイヤイヤイヤ、お母さん、全力で怒ってるって言ってるけど???」

<ボクが、すみません、2度とやりません・・と思えるような、

 ビビる程に痛い目にはあってないから、ボクは怒られてないよ。>


「お母さん、(頑張って)鼻パッチンして怒ってるでしょ?」

<あのさぁ、ボクはパワー系ハスキーだよ。ソリ引いて走ってる時、

 枝がバシバシ!顔にあたっても平気で走り続けるんだよ。

 鼻パッチンが何?痛くも痒くもないよ。だから、怒られてないよ。>


「お父さんが、マズル掴んで怒ってるでしょ?」

<お父さんは、これ以上やったらホントに痛いと思う一歩手前で止めてるから、

 痛くないよ。痛い目にあってないから、ボクは怒られてない。

大体、人は勘違いしてるよ。マズル掴んでキャンキャン啼くのは、

それでやめるから啼いてるだけで、痛いワケじゃない。犬側の作戦だよ。>


「組み敷かれて、怒られた筈だが?」

<やったー!マジでボクとプロレスしてくれるんだ!と思って嬉しかったよ。>


「みんな大声で怒ってるでしょー?」

<大きな声で言ってるけど、その後ボクを見て笑ってるから、怒られてないよ。」


暖簾に腕押し・・・なにも・・・何にも!・・・この子には効いてないのか。


「君は、手を噛むのは悪い事、絶対にやってはいけない事だと、

 どうすれば理解できる?」

<ボクが2度とやりませーーーんっ!と思える程の痛い目にあえば、判る。

 床に叩きつけるとか、泣き叫ぶくらい殴られる・・とか?>(注・自己申告)

「それは、こちらのご家族は無理だと思うよ・・・鼻パッチンが全力だ。」

<オバサンはさぁ・・・女帝さんの飼い主だったんだよね?

 あの女帝さんを組み伏せたんだよね?>

「そうだよ。ウチは超スパルタだ。ハスキーは力でねじ伏せる!」

<オバサンに比べたら、うちのお父さんの強さは3分の1、お母さんは10分の1だ。

 全然怖くないから、本気で怒られた事はない。ボクは怒られていない。>


「・・・・・・どうしたら、噛んだらダメって判るんだろうねぇ???」

<口輪つけてみる??噛んだ後に口輪つけられて不自由したら、

 今のはダメって判る・・・?かもしれない>


ハス太の自己申告に従い、アヒルの口輪と、

指先ひらひらがダメだから、空いてる手は拳骨にしておく等アドバイス。

ハス太の噛み癖が無くなる日は、まだまだ遠い・・・・。   続く。

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