お題8、パンプス
次はちょっと気持ち悪いお話しようと思います。
怪談というか・・・気持ち悪いお話ですね。
Aさんとしますね、女性の方でOLさんなんですけど、
Aさんが仕事の帰り、もうあたりは真っ暗で自分の家の周りは住宅街なので、あまり街灯がなくて暗い道を歩いていたんですけど、一応、街灯はぽつぽつとありまして、Aさんその街灯の下に何かあるのに気づいた。
女性用の靴、パンプスが綺麗にそろえて置いてあった。色は可愛い薄いピンク。
え、きも・・・っておもって、その靴と距離取って速足で帰った。
次の日、また仕事帰り、昨日の街灯の所まで帰ってきた。
またあった。今度は薄紫のパンプス。
え、何なの。今までこんなのなかったじゃない。
Aさんは不気味に思いながらも、考えたのがTwitterにある個人を特定する手段じゃないか、と考えたんですね。
普段ありえないものが道端に落ちていて、それを写真撮ってTwitterにあげてしまうとわざと落とした人がその落としたものを検索してあぁ、この人この辺に住んでんのかなと特定しようとする手段ですね。
Aさんはそれかなと思ったんですね。
だから無視することにしたんです。
ただ、そういう奴だと思ったら、怖くはなくなったんですが、気にはなってしまうんですね。
その次の日、今日はどんなパンプスなんだろ、可愛かったら持ち帰っちゃおうかななんて冗談思いながらまた帰り道を歩いていて、例の街灯下まで来たんですね。
赤いパンプスがそろえて置いてあって、Aさんパンプスに近づいてまじまじと見たんですね。
悲鳴をあげそうになった。パンプスの中に溢れんばかりの爪が入ってたそうなんです。
Aさん、周りに誰か見ている奴いないよねって周りを確認して誰もいないことを確認して走って帰ったらしいです。
その時から、帰宅ルートを変えたらしいです。
ただ、だいぶ時間がたった後にもう大丈夫だろうと前のルートで一回だけ帰ったんですよ。
街灯の下、まだパンプスがあったみたいなんです。色は青だったって。
もう遠目からパンプスがあるって分かった瞬間にルート変えて帰ったって。もう二度と使わないっておっしゃってました。
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