第35話 VS怪獣セイリュウ 雷

「了解!」  


「こっち来なさい!」

     

「はい」


「(やばい!)」


「ソラ!」


教頭先生の指示を聞き、優は教頭先生いる所に向かうが、優にめがけて、雷の玉が飛んでくる。拓哉は黒刀をワイヤーように伸ばして、雷の玉を切った。黒刀は元に形に戻った


「優、今からビットを飛ばす!」


「ビットが来ても避けるようするな!」


「ビットは優に当たらないから、安心して、ビットが来るまで、待ってろ。」


「それまで、セイリュウを足止めする!」


優は拓哉の説明を聞いてキョトンとする。


「えっ、それどういこと?」


「なるほど、そういうこと。」


「教頭先生どういうことなんですか?」


「え、まじで、ビットが目の前に!」


優は自身に向かってくるビットを見て、目をつむり、頭が傷つかないように、両腕を使い、Xの形にし、頭を守る。


「えっ何これ」


「バリアのドーム」


目を開けると小さなバリアのドームの中にいた。優はなぜ、バリアのドームの中にいるのか気になり、床下を見た。


「これもしかしてビット?」


「そうか、飛んできたビットが一つになって、バリアのドームを作ったのか!」


優は床下を見ると、大量のビットが円の形になり、自身を囲っていて、ドーム状のバリアを形成していること気づいた。


「拓哉くん。考えたわね。これで、万が一、攻撃が来ても、安心ね。」 

 

「拓哉くん。行くわよ」


「了解」


北沢響は優の防御の確認を終えると、拓哉共にセイリュウのもとへ走る。


「今度は連続か、」


「からの!ソラ!ソラ!」


拓哉は連続で放たれる雷の玉を黒刀を再び、黒刀はワイヤー伸ばして切る。飛んでくる2個の雷の玉をブーツの先端の霊子を個体化させ、ナイフの形にして、2回、回し蹴りをして、2個の雷の玉を切った分散させて、消滅させた。


「(やるわね。私も頑張らなくちゃね)」


念動支配テレキネシス


自然支配、爆破ナチュラル・ボム

 

 北沢響は大量の雷の玉を念動支配テレキネシスで分散させ、消滅させる。


「マインドタイプD」


「マインドタイプB」


「(セイリュウすまん!)マインドタイプA」「」


雷の玉が放たれ続ける中、拓哉は高速移動を行い、セイリュウの前まで近づき、そこで、ブーツの力と肉体強化による大ジャンプをして、セイリュウの背中の上へ、落ちようとしていた。拓哉はセイリュウの背中に着地する前に、ためらいつつも、特大の衝撃破を放つ。セイリュウは攻撃をくらったことで、大暴れをした。 


「もう少しでセイリュウくん倒せ、」

 

「もう少しで倒せるわ、」 


北沢響は大量の雷の玉を分散させる中、拓哉にセイリュウを倒せることを伝えようとするが、拓哉に友を倒す覚悟を揺らがせないため、言い直して倒せることを伝えた。


「倒させませんよ!


天の拳ヴァーチュース


  

突如現れたフルートの拳が拓哉に向けられた。

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