お礼肥
冬の間に施す肥料。
お礼肥という。
春に花を咲かせてくれたことに感謝し。
秋に実りを与えてくれたことに感謝し。
果樹の根元に、栄養価の高い肥料を施すのだ。
また来年、花を・・・実りを祈りながら。
果樹の根元に穴をあけ、肥料となるものを穴の奥に投げ入れた。
「来年もよろしくね・・・」
声をかける。
「花菜・・・寂しくならないように、友達を増やしてあげるからね」
そして、そのものに土をかけて埋めていくのだ。
「うう・・・」
おや、まだ生きていたのか。
まあいい、このまま埋めてしまえ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます