孤独

 スーパーの総菜コーナーからお弁当を手に取って外に出る。

 誰も咎める人はいない。


 そのお弁当を近所の公園のベンチに座って食べる。

 公園では、遊んでいるのであろう子供たちの姿。


 物音ひとつしない公園で、一人お弁当を食べる。


 こんな風に一人きりになって、もうどれくらいたっただろう。


 缶チューハイを開けて飲む。

 これもスーパーから取って来たものだ。


 誰とも話さない。

 誰も俺のことを気にしてくれない。


 永遠に続く孤独。

 気が狂いそうだ。




 あぁ・・・

 あの時、神様に”時間を止めてくれ”なんてお願いしなければよかった。


 時間を止める能力をくれの間違いだったのに。

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