他人の罪で投獄された37年間から自由になった

これは冤罪で自由を奪われた人のお話です。


37年間投獄されるとはその時生まれた人が37歳になっている。

刑務所には人権が無い、言われた事を毎日繰り返す

決められた時間に強制され意見も言えません、食べ物は選べず

仕事を強制されます人権が無いからつまり自由も無い。


無罪で捕まっても冤罪として同じ扱いを受ける

新しい証拠が出てこない限り犯罪者です、特に冤罪で

投獄される人はほぼ重罪です、無期懲役ほとんど釈放されません。


家族は犯罪者がいると世間から見られ、引っ越しをする人もいます

冤罪で投獄された人は家族や友人から会うことに制限があります

刑務所で投獄された人に人間扱いをしません、強制に反抗すると

殴り、反省を言い訳に更にキツい場所に何日間、部屋の中で一日中

座る続けることをさせます、独居何ですが2畳ほどです、トイレも

ドアなど無く全部見れる状態です。


仕事は単純作業で月に最低400円です日曜日以外毎日朝六時起床

直ぐに朝ご飯が来るのでまず歯磨き掃除を15分でしないと

間に合いません、全て独居では無く六人の部屋があります

そこにはその中で勝手に一番が選ばれます、元々意見が合わない

人の集まりなのでストレスは尋常では無い。


そんな生活を37年間冤罪で生きた人のお話です、結果的に

DNAで無罪が認められ自由になりました

その人は37年間心が壊れる事が無かった信じられない奇跡

その人が伝えたい気持ちを書きます。


もう君を照らせない思い出は色褪せていき

時さえも疲れて動かない

足元は梯子に凍りついた

太陽よ沈まないで

自分を見つめて

いつも人を許し

人を認め

人生を自由にだけど

別れはまるで昇らない太陽

太陽よ沈まないで

自分を見つめて

人を許し

人を認め

だけど別れはまるで昇らない太陽。


37年間家族や友人と別れがある中お葬式にも行けない

時間は戻らないいくらお金があっても

思い出は37年間止まったまま

それでも人を許し、認められた自分になった

絶望することなく生き続けた

自由になってやっと笑えることができた

きっとそれは人を許し、認められたからだと

私は思います、どんな理不尽なことがあっても

自分を見つめて、人を許し、認める心があれば

人は笑えます、その人が教えてくれたから。

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