第2話

本日、空防備隊を創設した上で、

   空陸団

   海陸団

   空海団 

を設立する。よって…。


海陸両の防備隊に通達されたこれらのことは強烈な内容だった。将兵たちの出世争いや権力争いを無視してやったからだ。彼らはこれらを予想出来ない。そうだった。

もちろん改革は直ぐ出来ず政権主導で改革された。

改革に伴い、大本営とされる隊の統率組織は統合幕僚本部とされた。しがらみが消えた。


(防備隊は自衛隊を基にしてますが、将兵の階級制が違います。新兵、一般兵、幕僚兵、大将兵と順に大きく分けられており、年齢も経験と考慮されつつも歳にこだわり無く階級が決められている。ですが、60代がやはり大将兵と幹部を占めている。)


陸の航空機や管制、防空レーダーなどは今までは海、陸それぞれが別々の指揮、統制、運用されていた。またそれぞれの組織が重視する兵器によって航空機の導入数、機種がバラバラで兵站に問題あり。

スクランブル発進の際はどちらが出向くのか揉めていたために、対応が遅くい。それら空防備隊設立で解決に導いていく格好だ。


海陸団は米における海兵隊に近い。海からの上陸部隊の集まり。


海空団は海上で使用する航空機運用部隊の集まり。空母の戦闘機運用など行う。


空陸団は対戦車ヘリなど主に陸で使用する航空機運用部隊の集まり。また、航空基地防衛部隊もここ所属になる。


また、武器や装備、兵器の統一が図られた。流行りの水素にしたイージス艦、防護艦、車両、戦車、航空機、戦闘機などを導入した。資源が島国で少ないためプラスに働く。また、環境保全に役立つ。


組織改変によって意識改革が進んだ。国是で鈍り腐ってた組織が変わった。

よりシナは警戒した。

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