第14話 秋の彩


絡めた指と指は変わらずに熱を帯びて

今日も互いの温もりを感じてる

ゆらゆら揺れる白いレースの

カーテンの隙間から

流れる風が少しだけ秋を伝えに来たよ

風はあなたの身体に秋色を纏わせて

愁いを帯びた彩になる


秋色を解くには

紅を持ってあなたを抱きしめよう

何度でも何度でも 強く抱きしめよう

あなたの身体が秋の彩から

わたし色の紅に滲むまで


そう、、、 わたし色に滲むまで


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