あの日の公園

杏鈴

ゆめうつつ

秒針の音も聞こえない、午前2時

瞼はゆっくりと開いた


そこは見慣れた部屋のはず

だけど、

ただ闇だけが広がっていく


闇の中から一瞬だけ、視線を感じた

闇の中を一瞬だけ、何かが舞った


ぎゅっと瞼を閉じた



秒針の音が響く、午前6時

瞼はゆっくりと開いた

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