第26話【ライター】


 大人のふりをして、テーブルのうえのライターに手を伸ばす君。

 震える細い指先、たしなめるようにそっと触れると、君の伏せた睫毛まつげからは涙が溢れる。


 背伸びしていた大人の恋の終わり。


 忘れさせることなど出来なくても……いちばん近くから僕は君を想う。


 この想いに蓋をする……きっと永遠に続く関係だから。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 ※切ない恋心は幼なじみの殻を破ることが出来ない。

 見守るしかないのは辛いですけど、想いを伝えることは出来ない……


 幼なじみあるあるですよね。


 そんな幼なじみが欲しかったなぁ~


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