第17話【変わる】

 月日が経っても変わらないものがある。

 月日が経っても変えたくないものある。


 書きかけの原稿の前で、私はあの日を思い出す。


「君のことを描いたんだ」

 貴方が遺した原稿、続きを書いて欲しいと託された物語……


 五年の月日を経て、ようやく開くことが出来た。


 懐かしい癖のある字、涙で滲む優しい言葉。



※おはようございます。

ようやく17話まで書くことが出来ました。

行けるところまで参ります。

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