バイクトーク

秋山如雪

第1話 バイク歴

 さて。まったく考えずにノリで始めたので。何から話そうか、と思いますが。

 私は、北海道札幌市の出身です。20代前半頃まで札幌市にいました。


 今は上京して東京都の郊外に住んでいますが。


 バイク歴としては、一番最初に乗ったのは20歳頃にアルバイトで郵便局で働き始め、当然のようにスーパーカブでした。

 最も、当時は普通自動車免許しか持ってなかったので、乗れたのは50ccのスーパーカブ。


 しかも最初は恥ずかしいくらい、乗れてなかったのです。

 でもそれが自分とバイクとの出会い。


 北海道はご存じのように、一年の半分くらいが「冬」と言ってもいい気候なので、車の方が圧倒的に多く、バイクは夏に本州以南(北海道では全部ひっくるめて内地ないちと言います)から来るツーリングライダーが乗る程度で、地元ライダーなんてほとんど見かけない土地です。


 まあ、冬は路面凍結どころか、雪が2メートル以上降り積もる土地だったので、バイクところじゃないんですが。


 で、郵便配達やったら。

「冬でもチェーンつけて運転してね」

 と言われ、衝撃を受けました。


 実際、真冬のアイスバーンの上でスーパーカブに乗って、チェーンをつけてても、滑ってコケて、対向車線にはみ出し、トラックに曳かれそうになったこともあるし、雪の中でタイヤが埋まって、動けなくなったこともあります。


 本州以南の人はみんな、「北海道はいいね」と言いますが、住んでみると、実に大変な土地なのです。雪かきしないと家から出れないし、冬はマイナス15度以下になります。


 なので、東京に来てから、一番感動したのが「雪が降らない、積もらない」ことでした。雪がない冬なんて、想像もつかなかったわけです。


 ただ、上京してからしばらくは仕事が忙しくて、バイクどころじゃなく、ようやく自動二輪免許を取得したのは30代になってから。


 その間、スーパーカブを買い、次にディオを買い、近場をぶらぶらと走ってましたが、やっぱこれじゃ高速乗れないし、つまらない。


 と思うようになり、ようやく数年前にホンダ VTR250を手に入れ、それが今の愛車に。


 そして、大型二輪免許を取って、さあ大型という頃。


 ご存じのように「コロナ」がやって来て、ボーナスは減り、収入も減り、乗れずに今に至ります。


 ただ、大型二輪に乗るという「夢」はまだ諦めていなくて、今年の年末か来年の初めには乗り換える予定です。


 ちなみに、VTR250は3000キロくらいの新古車を購入。こいつを買った一番の決め手が「頑丈」ということでした。


 通称「250ccのスーパーカブ」と言われるように、バイク便でよく使われるということもあり、確かに頑丈です。


 何度も立ちゴケし、時には走行中に路面凍結でコケたこともありますが、幸い大きな怪我には至らず。ただ、VTR自体はかなり傷つきました。


 それでもめげずに、土日やゴールデンウィークや夏休みには、様々な場所に走りに行きました。


 近くは山梨県、長野県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県、静岡県などなど。

 遠くは東北、北陸、近畿、九州、沖縄(ここだけレンタルバイク)、そして北海道。

 故郷が北海道ですが、北海道はなにしろバカみたいに広いから、札幌に住んでた頃は実は札幌周辺しか回ったことがなかったのです。


 なので、北海道を回るのは、ある意味、新鮮でした。


 ただ、あれだけ広い土地だから、「大型じゃないともったいない」とも思い、それがある意味、大型に乗りたいという野望に繋がったのか、と。


 もっとも、自分自身、力がないので、あまり重い車体は起こせないという不安があるので、出来れば軽量でパワーがある大型二輪に乗りたい、と望んでいます。


 本当は、2020年に四国、2021年に北海道、と計画してましたが、コロナのせいで全てが台無しに。


 ただ、来年こそは、大型に乗り換えて遠出したいなあ、と思っています。


 ちなみに、VTR250は、6年ほど乗って、現在の走行距離が約55000キロくらい。つまり6年で52000キロは乗ったことになりますが、それでも全然壊れません。オイルやパーツだけは替えてますが。やはりホンダはすごいと思うわけで。


 今回はこの辺で。

 次回は、もっとツーリング記録を掘り下げます。

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