へー....
「ふむ、なるほどな。」
先生に事情を話したところ、すんなりと納得してくれた。
それを疑問に思った僕は
「あれ?先生あんまり驚いてなくないですか?」
「いや、まぁな...」
「だって私、お前が男っていうこと書類でしか確認してないしな...お前行動が可愛いから男っていう認識ほぼ無いんだよ。」
「えっそうなんですか...?」
「ああ、まぁ私の中の認識はまぁ男なんだろうな?っていうぐらいのものだったから実は女でした!って言われても驚かないぐらいだったかな。」
「なにそれ...?」
僕はそんなつもりなかったんだけど...
「若葉、生徒会の質問箱にも届いてただろ?」
「はい、届いてました。えーと...」
『2-Cの神代千秋は女の子なんですか?男の子なんですか?気になって夜も眠れません。』
「こんな質問が質問箱の6割を占めています。」
「えっ6割?嘘でしょ?」
「姉弟の私が生徒会長なのが大きいのだと思うけどね。」
「あっ...なるほど。」
「まぁとりあえず事情は分かった。今日のホームルームの時間に事情は伝えておく。」
「ありがとうございます。お願いしますね。」
「お願いします。」
「おう、若葉、千尋私に任せておけ。」
「大丈夫かなぁ....?」
キーンコーンカーンコーン
「ほら、予鈴だ。はやく教室行け。」
「じゃあ千尋、千秋また放課後に会いましょう。」
「にい、ねぇねまた後で。」
「うん、また放課後ね。」
僕は挨拶をして自分の教室へと歩いていった。
そして僕は注目を浴びながら席へと座った。
不思議に思っていた友達もホームルームが始まるからか近づいてくることはなかった。
まぁ僕からしたらそれも救いだったんだけどね...
ガラガラ
舞子先生が教室へと入ってきた。
「皆、おはよう。今日の連絡事項は一つだけだ。まぁそんな大事な話じゃないから軽く聞いといてくれ」
え?結構大事な話だよね?何言ってるの?
「えー気付いている人の方が多いと思うが神代千秋の性別が男から女に変わったらしい。」
「「「「「「「「「「「「「へー......」」」」」」」」」」」」」
え????????ちょっとまって????
反応薄くない???
「まぁこれからも仲良くしてやってくれ。」
「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」
「以上で朝のホームルームはお終いだ。1時間目の準備を始めるように。」
ガラガラ
あれ?もうおしまい??
だれもおどろいてなくない???
なんで?????
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