雨の日

 今日は午後から雨でしたね。


 雨が降っているとやっぱり気分が落ち込んだり、体調が悪くなったりで、あまりいい気をしない方が多いと思いますが、私はわりとそうではないです。


 もちろん、好きではないですよ?靴は濡れるし、狭い道では傘が邪魔でうまくすれ違うことができなかったり、車が通ってたまたまそこにあった水溜りの水が跳ねて濡れるとか、当然デメリットの方が圧倒的に多いです笑


 それでも、完全に嫌いにはなれないんです。


 どうしてっていうと、理由は幾つかあるんですけど、1番はやっぱり匂いですね。


 季節が変わった頃に、その季節の匂いがするのと同じように、雨の日はちゃんと雨の匂いがします。いや、水の匂いでしょうか。


 私は特に、朝と夜にその匂いを嗅ぐのが好きです。

 人通りがほとんどない住宅街の中で、何にも掻き消されずにいるその空気が自分の中でいろんなものを浄化してくれるような、そんな気がします。(大袈裟ですかね笑)


 逆に昼間、人が多い中だと、最初に書いたようなことが度々起こってしまったりして、そんなふうには思えないですね。


 あと、今日ひとつ、好きな理由として発見したのが、ビニル傘に着地する音ですね。


 今日は午前中からお昼にかけて出かけていたのですが、折り畳み傘を持って行くのを忘れてしまい、急遽コンビニでビニル傘を買いました。


 普段はあまり使わないので気づかなかったのですが、このビニル傘に雨粒が当たった時の音が最高ですね。

 いつも使っている布の傘は、音がしますが、少しくぐもった感じの音がします。ですが、ビニル傘はよく水を弾くので、とっても音が響くように感じられました。


 そして、水を弾くからこそ、透明だからこそ、雨粒がパラパラと傘の上を転がっていく様子が見られて、面白かったです。


 そんなわけで、雨の日もそこまで悪いものでもないなあと、今日改めて思い直しました。

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