570 紙で読まれる世界はどうなっているのか③紙で本を出したいのは文章書きだけじゃないからねえ

8月に推しの女優さんが出演しているイベントで写真集を購入したのですが、出版社がオンデマンド出版をしている会社でした。


サイズ感、色合い、ファングッズとして、けっこういいなあ。


昔は画集や写真集を出すのは大変だったはずです。

デジタルではない印刷技術が必要で、紙も厳選して、製本も。


オンデマンド出版などで紙の本を出すハードルが少し下がった状況、プロだけじゃなく写真が趣味だったり絵描きの皆さんにもいいことなのかなあ。


そういえばX旧twitterで、深井国先生が画集をクラウドファンディングで出版されるというご報告をされていまして。


https://x.com/Kuni_Belladonna/status/1823279883633721755?t=1i4qATJUqcF1rgKpfZwxig&s=19


けっこうショックでした。深井国先生レベルで画集出されてなかったのかこれまで……


やっぱり画集を出すのは大ごとだったんだなあ。


出版不況で、大手でも本が売れなくて作家も食べられなくて、という反面、自費出版含む少部数出版がこの通り注目されておりまして。


なんか、少部数出版は単価が高いですよねというイメージでいたら、近ごろは大手出版社の漫画の単行本も一冊1000円超えるケースがあって、BOOTHの同人誌でそのくらいの価格帯あるよなあと思ったり。


紙の本、少部数でサイズもかわいい本が主流になると、さきの女優さんのようなファングッズ的な写真集ですとか、なんというか玩物性が際立つものというか、大切にしまっておきたい本に向いているかなと。


ラノベがガンガン売れて家が建つ状況の真逆な気がしますよね。


紙の本がこうなってると、たくさん読まれないといけない小説書きにとっては電子出版は避けて通れないんだろうなあ。


「本づくり」がどうなっていくのか、私は手製本をしながら見ていきたいと思います。

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