以前。

「そんなわけないよなあ、と、正気に返るような展開でも、読みやすくて読んでしまう」

という現象について、世間話のなかで話されたことがあるのですが……

また、あるハチャメチャ展開に観客を引き込むことが得意な映画監督の方から、

「これは嘘の世界なんだから、（これはこれで）いいの！」

と、断言されたこともあるのです……

この二つをあわせて愚考を重ねると、

「読みやすさを追求することは、ありえない世界にリアリティを与える効果があることもある（多分ないこともある！）」

結局、筆力の話に行きつくのかな。

「ねえわ！」と、突っ込みながらも引き込まれてしまう。それは確かに読む楽しみのひとつですね。

よく、他の方へのおすすめレビューで、「読みやすいです！☆☆☆」というのを見かけるなあ、と思い、今回は書き留めておきました。

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