あなたのことば

我慢なんて

当たり前だと思ってた

いい年して泣くなんて

みっともないと 思ってた


でも なんでかな

あなたのことばが

優しい声が

耳から入って

胸に染みて


押し出されるように

涙がね

溢れて溢れて止まらない

固く強ばったわたしの心が

あなたの気持ちを吸い込んで

どんどん解れていくみたい


不思議だね

同じことばを何回も

他の人から言われたけれど

こんなにも

わたしの心に染みたのは

あなたのことばが初めてで


あなたの声で

あなたの気持ちで

あなたのくれたことばだから

わたしの心に染みたのかな


今はただ

このままここで

あなたのそばで

この涙が止まるまで

思い切り 泣かせてください

そして涙が止まって

笑顔になれたら


また

あなたのことばを わたしにください


あなたの気持ちで

あなたの声で

あなたがくれる あなたのことばは

わたしに魔法をかけるから

もう 会うことができなくても

独りになっても 大丈夫なように


あなたのことばを わたしにください

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