きっかけ

シャンパンゴールドの光に照らされたキミの横顔

見たいと言われて 気づけば連れてこられていたけど

淡く優しい光の海は キミの纏う空気に似ていて

すぐ隣にいるはずのキミを 見失いそうになってしまう


キレイだね


そう言って キミは微笑む


キレイだよ


思わず僕はそう呟く


光の渦の中でキミを見失いたくなくて

キミの手を探り当てて 離れないように捕まえれば

キミの手が応えるように 僕の手を握りしめる


ほんとはね 気づいてたんだ キミの気持ち

きっとキミも 気づいてたよね


来年も 来ようね


そう言うキミに


来年も 来るよ


と 答える僕


シャンパンゴールドの優しい光の中で

キミと僕の二人の時間が 時を刻み始めた



**********

現実はね。

綺麗なイルミネーションを横目に

「ケッ」

って感じで通りすぎるだけですがね(-_-)

訳あって、一年で一番、やさぐれてる時期なんで。

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