気の向くままに
平 遊
~2010年
しあわせ
もし 私が生を受けて
あなたに会えずにいたのなら
それはとても 不幸せなことでしょう
癒せぬ傷を胸に抱え
孤独に生きていたのでしょうか
もし あなたが生を受けて
私に会えずにいたのなら
それはとても 不幸せなことでしょう
逃れられぬ宿命を肩に
重さに耐えて 生きていたのでしょうか
私は何故 生まれたのでしょう
それはきっと あなたと出会い
共に宿命を背負うため
あなたは何故 生まれたのでしょう
それはきっと 私と出会い
胸の痛みを分かち合うため
私は今 生きている
生きて あなたの側にいる
あなたは今 生きている
生きて 私の隣にいる
きっと これほどの幸せは
他のどこにも 無いでしょう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます