第13話 なかなか書きたいものって書けないのな。
書きたい、というか。
思っていることの根っこにあるものが出てこない。
書いて出てこないのは。
出さないでいい、ってことか?
否か?
意識の外面。
で、いるわけだ。
今。
今は、まだ。
猫を被っている。
外面。
ほんまに思っていることを書こうとするには。
これでは、いかんのか。
と思う。
上っ面。
まさに。
心の溶液の、上澄みで、書いているから。
沈殿した、泥のようなものは、今、ここには出てきてない。
と、思う。
難しいね。
語り口。
そして、意識。
気分。
諸々。
こう、小説を立ち上げて何を書きたかったか、に辿り着けない。
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