夏の冷やかし
いつもより数倍は大きいのだろう
鋭い日の光が
ギリギリと肌を斬り付ける
キラキラと揺れる川のせせらぎは
少しの間その暑さを忘れさせてくれる
ボーッとしていたのは暑さのせい?
それとも
優しく耳を洗う水音のせい?
恋の相手を探す鳥たち
その本能とは裏腹の囁きに心奪われる
あぁ
あと少しすれば夕暮れか
早起きし過ぎた蝉時雨は
哀愁を刻み始める
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