幸運にも異世界転移出来たので『ユニークスキル：妖怪召喚』を使って、スローライフを実現させる！

第512話 今どき

【異世界周遊 4-161 今どき】

「別にイチャイチャしてないし‥。」

照れながら期待通りのテンプレの反応をする明日香であった。

可愛い‥。

「それより質問いいですか？」

「あっ、ちょっと待って！

　自作のアプリ立ち上げるから！」

慌ててスマホを操作するヨウヒさん。

それより、アプリ自作したのかよ。

最近の妖怪は凄いなぁと感心させられた。

「げっ！

　電池がやばいかも。」

慌てるヨウヒさん。

「プッ。

　スマホに電池って。

　バッテリーだよね。」

思わず笑ってしまうが、ヨウヒさんに睨まれてしまう。

「モバイルバッテリーは持ってないの？」

「あっ、家に忘れた‥。」

ないなかぁ‥。

え？

家あるの？

俺が驚いているとヨウヒさんが声を上げる。

「思い出した！

　カバンに携帯用充電器があったはず‥。」

ヨウヒさんがカバンの中を確認する。

携帯用充電器ってことはソーラー的なヤツかな？

ドキドキしながら探すのを待ってるとヨウヒさんがソレをとりだす。

良かった、携帯用充電器があったようだ。

「じゃあ、後は陽に当てて待つだけだね。」

俺が陽が当たる場所を探そうとするとヨウヒさんが近づいてきて携帯用充電器を渡してくる。

ん？

何だろうとソレを見るとそれはソーラータイプの充電器ではなく、ハンドルを回して蓄電するタイプであった。

「え〜、今どきハンドルタイプなの！！」

俺の虚しい叫びが響き渡るのであった。