蛇の名の男
「どうしてだ…」
捕まえた敵スパイは意外にも口が固い。しかも今度は笑いを漏らし始め、私は恐る恐る聞いた。
「もうじき助けが来るのさ、蛇を名に冠したあの男が…」
その時、外の仲間が次々とやられる無線が入り、やがて一人の男が扉を開けた。
「お、お前は…」
「あててみろ、ハワイへご招待するぜ」
裏題『蛇違い』
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