将来的に
あるイカ🦑は志を持っている。いや夢がある。そう言える。
将来、クジラを食べれたらいいな。いつも争っていて思う。いつも食べられる側の俺たち、イカ族🦑がクジラ🐋を食べるようになったらとても楽でいい思いができるはず。
争いで優位に立てる。いつも噛みつかれて痛い思いするし、逃げることは減る。競争だって優位に立てて、クジラ族🐋に勝てる。
食い物だって増える。俺個人の興味、クジラ🐋の味だって知ることもできるし。ただまずかったら…。
あるイカ🦑は仲間のとあるイカ🦑にこの夢を打ち明けて実現できるか相談した。
"なぁさそれはできない。"
'どうしてさ?'
"だってそりゃそうゆうふうになってもん"
'諦めは良くないし、このままというわけにいかない'
しばらくとあるイカ🦑が思考を続ける。沈黙が続き、深海の静けさがより場を重くさせて、こっそり潜水艦で観察していた人間たちはニ人のイカ🦑を神聖視する結果になった。
不意に人間たちが操作ミスして二人のイカ🦑たちに潜水艦のライトを2筋向けてしまった。二人のイカ🦑たちは気づいてより気まずくなる。井戸端会議が聞かれたと思ったから。まぁ、それらは人間には通じないから大丈夫だったが。
とあるイカ🦑が気まずさの我慢ができなくなって、ひとつのするべき回答を見つけて、沈黙を破った。
"なぁ、それするのにさ。めっちゃくちゃでかくならないといけないよな。"
'確かに'
"お前なりたい?"
'エッ?!'
こうして彼の夢は破れた。
夢破れて深海にあり。
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