第5話 七夕

おとなになったらまた会おうね

りゆうもなく約束した

ひさしぶりに会った君は綺麗になっていて

めを合わせられなかった


とくべつな日を前に、僕は決意していた


ひみつにしていた君への想いを

こくはく、しようと。

ぼくは、震える指先を隠すように拳を握った

しんぞうの音が聞こえてしまいそうだった


のぞみを叶えてもらえるなら…


でーとでもしますか?

あからめた頬が愛おしい

いつまでも、君の側にいたい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る