初めてもらった感想
毎日のように色々な作品を公開していると、ある時にポッとついている赤い印に胸が踊ります。
それは「いいね」であったり「ハート」であったり、「感想」や「レビュー」や時に「誤字報告」であったりします。
どれであってもそれは確かにどなたかが「読みましたよ」と知らせてくれている、すごくうれしい印です。
今回は急に思い出したので、私が初めてもらった「感想」の話をしたいと思います。
それはまだ「小説家になろう」にだけ投稿していた時期でした。
まだサイトの使い方もよく分からず、投稿してもほとんど何の反応もなくて、やっとブックマークをいくつかいただいたぐらいの頃でした。
初めて私の作品に赤いマークが!
「感想があります」
すごくうれしかった!
誰かが私の作品を、「黒のシャンタル」を読んで感想をくれた!
うれしくてうれしくて、感想を読むべくクリックして、目に飛び込んできたのはこんな言葉でした。
「つまらん。主人公気持ち悪い」
一瞬止まりました。
まず「つまらん」という言葉。これはその人の感想ですから、まあ仕方ない。
なんでしょうね、ショックを受けたと言うよりも、すごく冷静に、
「まあこういうのは好き好きだから」
と思っていました。
そして次の文章にかなりかなり悩んだんだんです。
「主人公気持ち悪いってトーヤ? うーん、そんな気持ち悪いところあったかなあ」
序盤でいらついたトーヤがちょっと暴力的な振る舞いに出るところがあるので、そこかなと考えた後、さらに私が考えたのは、
「もしかして主人公をシャンタルと思って、それで女みたいな男気持ち悪いって言ってるのかな?」
でした。
色々考えたんですが、その感想、しばらくそのまま置いてました。
どんな内容でも感想は感想、削除するのは申し訳ないかなと思って。
ですが、もしも今度は「好きです」という感想を書いてくださろうとした方がいらっしゃっても、ちょっとひいてしまうかなと削除させていただきました。
あれは今思えば感想とは違うような気がします。
ほとんど何も反応をもらってない初心者をびびらせるというか、そういう感じだったのかなと。
私みたいに抜けた人間がああいう反応をして、
「それでもブックマークとかしてもらってるし星ももらってるから、そこまで全然面白くないってことでもないと思うけどなあ」
と、妙にポジティブで、ほとんど
だから、もしもいたずらや嫌がらせなら、そういうのはやめてほしいと思います。
本当、私みたいのだからそれで終わりましたが、傷ついて、悲しい思いをする方もきっと多いだろうから。
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