午前4時半
朝焼けを控える空を見上げながら、
まだ眠っている街を独り歩く。
田舎とも都会とも言い難い街並みは、
幼少期過ごした街によく似ていた。
新しい場所、新しいこと。
この街でのこれからの生活を想像すると自然と笑みがこぼれる。
ふと話し声が聞こえてくる。
鳥たちが目覚めたようだ。
そろそろ空が赤く染まる
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