140文字小説

神代雪津

寝付けない夜

窓の外から鳥の鳴き声が聞こえる。

車通りの多い場所だが、今はほとんど聞こえない。


「朝...か。」


瞼をゆっくり開け、時間を確認する。

時刻は4時半。


「やっと寝れそうだったのに......。」


そう言い、小さくため息をこぼす。

一旦起こした体をもう一度倒し、再び瞼を閉じる。



今日も寝付けない夜が終わる。

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