『異世界を先に生きる』~用語紹介~
こちらのページでは、『異世界を先に生きる』で用いている用語の解説をさせていただきます。
これもまた、この場での全ての紹介は難しく、場面ごとに解説をしていく所存ではありますため、一部の割愛をお許しください。
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~~~舞台~~~
●元の世界
・竜崎やさくらが生まれ育った、『こちら側』の世界。
●異世界
・現在竜崎達がいる、【元の世界】とは全く違う別世界。科学ではなく魔術が包む、『剣と魔法のファンタジー世界』。
・そして、【元の世界】とは言語が違う。この世界自体では統一されているようだが、勿論竜崎達にとっては聞いたこともない言葉。
・しかしながら竜崎の努力とニアロンの力によって、さくらも問題なく話せ、聞けるように。
・ただし竜崎の翻訳の都合上、種族名など一部の名称に、【元の世界】の既存の単語が流用されている。
●人界
・竜崎達が拠点を置く国、アリシャバージルなどの各国がある地方。精霊や妖精、特殊な獣がいる以外は【元の世界】とほぼ変わらない様子。
…とはいってもファンタジー感満載だが。
●魔界
・人界と対になるように存在する、もう一方の地方。少々毒々しい色の植物等が生えている以外の見た目は、人界と変わらず。
・ただし、魔力が濃い場所が多い。そのため、独自の成長を遂げた生物や、精霊や霊獣達が多数棲む。
・現『魔王』が仕切る『魔都』を中心にする国、そして『魔神』と称される存在達が棲む領域などが存在する。
●アリシャバージル
・竜崎達が住む、老王が治める国。諸国には『アリシャバージルに知恵あり技あり力あり』と評されている。
●図書館
・アリシャバージルの『知恵』。学園と学院の間にある、超巨大な図書館。増改築が為されまくっており、内部で迷う者多数なため、色々な対策が講じられてもいる。
●学院
・アリシャバージルの『技』。賢者ミルスパールが最高顧問を務める、魔術の殿堂。様々な魔術が研究されている。
●学園
・アリシャバージルの『力』。竜崎が講師、さくらが生徒として所属している、子供達の『訓練所』。ここからは輩出された者達は皆、一級の実力者。
●調査隊
・学院に付設されている、依頼請負所。傭兵や魔術士を集め、各国からの依頼や古代遺跡調査、または魔獣や暴走精霊討伐などを行っている。
●観測者達
・この世界の何処かの霊峰頂上に住まう、魔術を修めた長老たち。基本世界を見下ろすだけで介入はしてこないものの、各国からは調停役として敬われている。
・どうやら、用いている魔術に隠された秘密があるようだが……?
~~~種族~~~
※あくまで、竜崎が元の世界の知識と照らし合わして無理やり翻訳したものなため、正式な名称は不明。
●人間族
・人界に多く住んでいる種族。竜崎やさくらと同じ姿をしている。
●魔族
・魔界に住んでいることが多い種族。背中に羽が生えていることが特徴であり、肌色も赤や青、灰など様々。なお羽は、飛ぶためにはあまり使えない。
●エルフ族
・耳長の種族。美男美女が多く、美貌も長続きするが…別に長命種とかではない。
・エルフの国出身者は、弓術と竜使役術に長けている。またダークエルフは、エルフと魔族のハーフ。
●ドワーフ族
・小柄が特徴の種族。力持ちで、手先が器用な者が多い。更に、すばしっこい者も多い。
●獣人族
・古代に『獣母』によって作り出されたと伝わる種族。 獣耳と獣尻尾が特徴。
・耳と尻尾以外はほぼ人間と同じ姿の者達と、全身毛で覆われた姿の者達がいる。
・また『鳥人』と呼ばれる、腕の下に翼が生え、唯一自由飛行が可能な者達も。
●オーガ族
・古代に『獣母』によって作り出されたと伝わる亜人種族。 筋骨隆々な体躯と怪力、頭の角が特徴。
●マーマン族
・古代に『獣母』によって作り出されたと伝わる亜人種族。 鱗を備えた身体と、泳ぎが得意なのが特徴。
●霊体
・現状、判明しているのは二名。竜崎に憑りついている『ニアロン』と、【魔神】『神竜ニルザルル』。
・肉体のない存在であり、ある意味幽霊ではあるが、正しくは違う。精神体、魔力体とも言うべき存在。
・壁すり抜けなどはできず、触れることも触れられることも可能。宙にある程度浮くことも。
・身体を魔力で構成しているため、その補充が無ければ生きていくのは不可能。ニアロンは竜崎から、ニルザルルは大地から直接得ている。
~~~生物~~~
●魔獣
・古代、そして20年前に『獣母』により生み出された生物の子孫。キメラなどの一部存在を除き、既存生物と多少の差異がある程度。ただ、魔力によって成長度合い等が大幅に変わる。
●人獣
・古代、そして20年前に『獣母』により生み出された生物の子孫。二本足歩行をするが、『獣人』ではない。明らかに獣の動きをするものの、木の棒程度の武器を振るう知能はある。
●霊獣
・この異世界に僅かに存在する、特殊な生物。言語を介し、知能も人並みかそれ以上。力も強大で、姿の大小を自由に変化させられる者も多い。
・それ故に召喚術の対象となることが多い。『白猫』『白狼』『白鳥』『白鬼』など、白い姿が特徴でもある。
●竜
・ドラゴン。 大小様々な種類がいるが、人が乗騎として操っているのは1人から数人が背に乗れるタイプ。
・エルフの伝統的な弓術に、肩乗りサイズの竜を操る戦法がある。
●妖精
・フェアリー。 森の中などに生息する生物。簡単な魔術行使、攻撃を行うことができ、伝令役としても重宝されるため、召喚術でよく呼び出される。
●精霊
・属性の力を持つ、特殊な存在。 火・水・土・風・雷・氷の六属性。幾つか種類が分かれているため、それぞれ記載。
●下位精霊
・属性の力があるところに自然発生もする、意思無き存在。 基礎精霊術ではそれを作り出し、操る。
●中位精霊
・属性の力があるところで生まれる、妖精のような姿を持つ精霊。自我あり。応用精霊術では彼らを召喚し、指示を下す。
●上位精霊
・強大な属性の力のあるところで生まれる、巨大な姿の精霊。彼らを召喚し使役できる者は極わずか。
・属性ごとに名称、及び特定の姿がある。
火…サラマンド 燃え盛る巨大火
水…ウルディーネ 鱗が青と虹に輝く水龍。頭に赤く長いヒレ角。
土…ノウム 岩石を一周する形で巨大な4つの目を持つ。
風…シルブ 上半身は鳥、下半身は竜巻の緑色の巨鳥。
雷…ポルクリッツ 金色の身で、青白く帯電している巨大ハリネズミ。
氷…フロウズ 巨大な氷の結晶が立体に複数組み合わさった姿。
●高位精霊
・『魔神』とも称される、絶大なる力を持つ精霊達。まさに神のような存在。
・それぞれ、魔界の特殊な
・個々で独特な喋り方や姿、特徴をもつが…。第二部すぐに登場する予定のため、名称と棲み処以外は割愛。
火…イブリート 『
水…エナリアス 『
土…アスグラド 『
風…エーリエル 『
雷…サレンディール 『
氷…フリムスカ 『
・現在さくらが訪れたことがあるのは、『万水の地』と『風易の地』のみ。ただし『凍至の地』のみ、万水の地から遠目で見ている。
●魔神
・高位精霊六名の他に、現在二人。こちらも登場予定なのでほぼ割愛。
●【竜の魔神】神竜ニルザルル
・世界中の竜の
●聖なる魔神 メサイア
・『聖魔術』の力の元。彼女のみ魔界ではなく、人界の『神聖国家メサイア』に居を構えている。
●獣母
・古代、禁忌魔術の粋を集め生み出されたとされる、おぞましき生物。永らくどこかに封印されていたらしいが、先代魔王が見つけ出し、戦争の兵器として活用。
―姿解説―
・巨大な女体を中心として、鱗や獣毛、羽が至るところに生えている。さらに節々から人のと獣のとが入り混じった何本もの手足が。
・そして女体の背からは別途に腹が伸びており、大きく膨らんでいる。シロアリの女王のような見た目。また、その腹部側面からも腕やら爪やらが何十本も。そちらは地に接しており、それで移動が出来る様子。
・キメラというよりも、生き物を全てごちゃ混ぜにして作り出した芋虫のようなグロテスクな姿。
―――――
・戦後、勇者一行により討伐。多重な封印を施し、胸部、腹部、心臓核に分け、各所に厳重保存。
・しかし、『謎の魔術士』達により胸部が強奪されてしまった状態。どうやら彼らは、獣母復活を目論んでいるようだが……?
~~魔術~~
●魔術
・この世界を包む特殊なエネルギー『魔力』を用い、様々なことができる技術。要は『魔法』。数多の分野に分かれている。
・基礎魔術 召喚術 浮遊魔術 障壁魔術 治癒魔術 聖魔術 呪魔術 転移魔術 などがある。
・竜崎が駆使している精霊術は、召喚術の系譜にあたる。
●魔鉱物
・魔力を注ぐことにより、特殊な効果を発揮する鉱物。『精霊石』などが該当する。
・一般使いされていたり、武器の素材として使われていたりと用途は様々。
●禁忌魔術
・『古代魔術』とも呼ばれる、詳細不明の魔術群。血…というより、命を消費し発動するものが多い様子…?
・本来、誰も知らぬはずの代物なのだが…謎の魔術士が多用。更に、何故か竜崎までもが…?
●呪薬
・謎の魔術士が用いた、これまた詳細不明の薬。謎の鉱物で作られた注射器の中に入っており、こじ開けると霧散するため調査不可能。
・それを投与された生物は、巨大化、異形化する。兎や蛇が数mある化け物に、鼠が大男並みに。そして骨身が砕けるのを厭わず、痛みを感じないかの如く暴れ出す。
・人に効かないのかは定かではないが…。少なくとも、謎の魔術士と謎の獣人はドーピングのように自身に投与を行っていた。
・謎の魔術士は、『生命力を強化、暴走させる』代物であり、『かつて獣人亜人を作り出した禁忌魔術』の応用品だと嘯いていたが……?
―――――――――――――――
……用語紹介はこの辺りで切り上げさせていただきます。
説明不足なのは重々承知でございますが、第一部の内容を読んでいただくか、または今後の展開ごとに知って頂ければ幸いです。
では、『第一部までのあらすじ』を挟みまして、とうとうお話の再始動とさせていただきます。
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