九尾の末裔なので最強を目指します【第二部】

斑猫

主要登場人物(妖怪)紹介

シリーズ・九尾の末裔なので最強を目指します

主要登場人物(妖怪)紹介


 登場人物のざっくりとした紹介です。第一部をお読みになられた方は読み飛ばしていただいて問題はありません。


島崎源吾郎:主人公。妖狐のクォーター。曾祖母はかの有名な大妖怪・玉藻御前。

 兄弟たちの中で最も妖狐としての素質を持ち、最強の妖怪になりハーレムを構築するという野望を持つ。

 気位が高い、欲望に忠実、おだてに弱いという性格の反面、女子にモテるために独自調査を綿密に行うなど、好きな事に対して労苦は惜しまないタイプ。

 既に中級妖怪程度の妖気の持ち主で並の妖怪以上の潜在能力の持ち主だが、戦闘に対する才能はかなり未熟。良くも悪くも末っ子気質のお坊ちゃま育ち。

 現在は紅藤の許で末弟子として修行中。


紅藤:雉鶏精一派第二幹部。研究センターの長であり源吾郎の師範。

 白衣を着こんだ二十代半ばほどの女性の姿を取っているが、その正体は六百年以上生きた莫大な妖力を持つ雉妖怪。根っからの科学者らしくエキセントリックな言動が目立つが、性質そのものは優しく穏やか。源吾郎をはじめとした弟子たちにも惜しみない愛情を注いでいる。

 権力に対する興味はなく、早く第二幹部の座から引退したいと思っている。


萩尾丸:雉鶏精一派第六幹部。源吾郎の兄弟子の一人。

 大天狗の男。自ら妖怪組織を運営し、時に紅藤に意見を述べたり助言をしたりするほどの優秀な大妖怪。他の弟子たちと異なり研究職ではないが、研究センターでの地位は紅藤の次に高い。

 炎上トークを何よりも好む一面があり、隙あらば若い妖怪(特に源吾郎)

に絡む悪癖がある。

 巧みな会話術を身に着けているが、戦闘能力・営業マンとしての素質も高い。

 曲者だが普通に優秀なので敵に回すと厄介。


青松丸:紅藤の息子。源吾郎の兄弟子の一人。

 表向きは紅藤の息子だが、その正体は実験過程で作り出された雉妖怪。

 紅藤の遺伝子を受け継いでいるので息子と呼んでも問題ない。

 大人しくお人好しな側面が強く、あまり表立った活動は行わない。

 潜在能力は不詳だが、元々は彼を幹部に据えようという話もあったらしい。


サカイスミコ:すきま女。源吾郎の姉弟子。

 実体化した時には触手の伸びたローブを身にまとう女性の姿になる。

 すきま女の為かややシャイな一面があるが、気になる話題があったり打ち解けた

 相手の前では独特のマシンガントークをかます事も。マイペース。


胡琉安:雉鶏精一派の頭目。紅藤の息子。

 胡喜媚を祖とする妖怪組織、雉鶏精一派の二代目頭目。胡喜媚の孫であり、紅藤とは母子関係にある。源吾郎の事を弟と見做し、萩尾丸たちの事は兄だと思っている。


峰白:雉鶏精一派第一幹部。紅藤の義姉。

  雉妖怪。紅藤とはかれこれ三百年来の付き合いがある。

 初代頭目の胡喜媚に傾倒しているが、基本的には冷徹かつ冷酷な圧政者。

 紅藤からは「お姉様」と慕われているが、それ以外の面々には畏れられている。

 万事大らかでおおざっぱな紅藤とは対照的に、用心深く冷静。


鳥園寺飛鳥:術者見習の娘。

 就職活動の失敗と実家の騒動に巻き込まれ、末娘であるにもかかわらず鳥園寺家の当主候補になってしまった。普通の女の子として過ごしてきた事もあり、当初は術者になる事に乗り気ではなかったが……

 独特なファッションセンスがチャームポイント。


アレイ:鳥園寺家当主の使い魔。

 柴犬程度の大きさのオウムの妖怪。多分元はキバタン。

 二百年前から鳥園寺家に仕えているらしく、当主の世話係兼使い魔の任務を担う。

 冷静沈着で、ちょっと暴走しがちな飛鳥嬢を監督している。

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