僕を褒める

扇風機のモーターの音を聞きながら、だるい足を掛け布団の上に乗せる。


今日は頑張った。


やらなきゃいけないことが出来た。

やった方が良いことも出来た。


明日は頑張れないかもしれないけれど、それでも今日は頑張った。


誰も褒めてくれないし、何ももらえたりはしない。

それでもマイナスをゼロに戻す作業を、僕は今日、頑張った。


甘えることも、頼りにすることも、期待することも無くなって、自分自身にのしかかるそれは、孤独というのかもしれないけれど、その代わりに得た自由だ。


僕は今日頑張った。

明日は頑張れなくても、そんな僕を僕は褒めたいと思う。

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