映画『ヘェイ!ヘェイ!マッド!』

足下から水が湧いて肉が膨れてく

そぎ落とすかい?

いやいや、それは罰じゃないかね


はい?はいはいはい?

なんで選ばないのお前はなんだい

何したいの何したくないの

苦しいの? 未来にいきたいの?


足下から腐っていく

「さあ、さああさ、さあさあ?」

恐怖に歪むよな麻酔ありだぜ怖くない


詐欺師みたいな男が医療器具を手の中でくるくると回してる

ああ、やめてくれよ、まるで死ぬから実験体みたいだ


なんだよ、怖い顔するなよ

とりあえず医者なんだよ

ほらほら、ここ、器具があるだろ?

これ、メス、これ鉗子、これ輸血、これは点滴

そこら辺の注射器はアドレナリンとかそんなんだよ

詳しく言ってもわかんねんだろ?


そうなんだよ

お前たちは無知に無知じゃないが生きるのに必修科目じゃねえ

いいぜ、怖がって、とりあえず治すからさ

さっさと寝れや!


おい!何だよコイツ!こええよ!麻酔が全身を巡るんだ

その間に腹を開くんだろ!

お前の周りにいる数人はなんだよ!助手かよ!

違うだろ!聞こえるぞ!研修医だって!

金払ってんだ!もっと!もっと!

オレを活かせよ!


足下から腐った男がいて

どうにか切断は免れましたとさ

患者は礼を言わずに退院して花いらず


小さな病院は確かにオレを治したぜ

でもアイツは嫌いだ

最後まで笑っていやがった

もう病気になんかなるか!


私は心の臓から悪役だ

患者は私を死神と呼ぶぜ

一回手術したって治んねえからだ

二回目で、要観察なんて行ってみろよ!

ヤブ!ヤブ!ヤブ!ヤブ!ヤブヤブヤブヤブ


おうおうストレスストレス金が飛んじゃうぜ

役所でも生活課でも、オラオラ、金を出してくれる所いけや

そんな不幸が気持ちいいなんて顔すんなよ

アンタらが無知なだけだぜ、無知で罪で罰をうけない


オウオウ、上流階級様のお通りだ

あ、北里にでもいってくれ

俺はただただココの病院で暮らしていくぜ


なんてって

腹を咲くのは、たまんねえ

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