第8話 我、つーーん

書き直してたら字数が増えて、分割するかどうか微妙なラインになりましたが、そのまま投稿します。

絶妙に長めかも。


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《狂的科学者?》

《マッドなサイエンティストやね》

《う~ん、残当》

《マッドだったもんな》

《そうね……、頭のネジがね……ちょっとね……》

《美夜ちゃんといいコイツといい、変なクラスばっかりじゃん》

《初期の見所はやっぱり取得クラスだからなぁ。最初のうちはそうなるんじゃない?》

《わからんでもないな》

《ありふれた職業系なら、やっぱ無双する切っ掛けとか転機が見所だよね》

《せやな、ありふれた職業、地雷職業→→→追放→→→からの成り上がりorざまあだろ》

《っぱ追放、どん底からの転機やね。そこが見所》

《他人に見られてる可能性があるところで追放はハードル高くね?》

《そっちは追放って言うか、ダンジョン放置とかおとりで見殺しとかのパターンかな》

《単なるパーティから追放くらいなら地上でやってもいいんやし、そっちならあり得るだろ》

《俺らには関係ない話だがな》

《うちら、追放される権利すら持ってないからね》

《だって!!》

《ボッチだから!!!》

《キラーーーン!》

《ホント仲いいな、いっそお前らパーティ組めよ》

《ええ~》

《だって~~》

《恥ずかしぃし~~~》

《ほんおまいらwww》

《はいはい、そんなことよりアイツが使ったスキルについても教えてもらおうぜ》

《名前とか弱点がわかるって言ってたっけ》

《最近の創作でよくある鑑定系のスキルでしょうか》



 そのコメントにモナは大きく頷いた。


「うむ、そこなロッテンさんとやらの言うとおりじゃな。厳密に言うと鑑定スキルとはちと違うのじゃが、まあ似たようなもんじゃろ」



《モナにもロッテンさんで認知されてる件について》

《まあ、それはいいのですが……》

《鑑定かー、必須スキルやねぇ》

《パーティ内に一人はいて欲しいな》

《鑑定……、触る……、怖がっている……》

《う……、頭が……》

《なんで、蛙の置物を鑑定できないんだよと、見たらわかるだろと》

《それはね、レベル1で身ぐるみ剥がされて階段わきに放置されてるビショップだからなんだよ》

《レベル上げてあげよ、かわいそうだから》

《まーたZZiどもが古い話を持ち出しはじめたぞ》

《ダンジョンものでは外せない話だろうがよ!》

《まあ、それは確かに》

《鑑定職がパーティに居場所がないのは仕方ないのじゃよ》

《でも最近の創作だと必須じゃない?》

《必須つーか、誰かしらが補助で持ってるってかんじだわな》

《ダンジョンがリアルになったこの状況。相手の弱点がわかる鑑定系は必須な気もするが》

《ダンジョンの系統にもよるけどそうかも……》

《先発組は特になー》

《とはいうて、あいつを仲間にしたいとは思わないな》

《同意》

《一緒にいたら何をしでかすかわからないし》

《扱いに困る》

《放っておいた方が、なんか勝手に色々まとめてくれそうな感がある》

《わかるわー》

《でもま、モナちゃん鑑定スキルとはちょっと違うって言ってるし、俺たちの考える鑑定スキルも多分あるんじゃないかな》

《まあ、そっちに期待だな》

《んじゃ、あいつは放置って事で》

《おっと、その放置君が帰ってきたぞ》



 画面に映ったのは本日三度目の入場になる男――アズマだった。どうやら今度は装備も原状復帰させたようで、服装は2回目と同じようである。


「あわわわ、あやつ本当に戻ってきおった」


 男が入ってきた様子を見て、モナは口を両手で覆い、わなないた。


《まあ、アイルビーうんたらってたし》

《有言実行》

《死んでも戻ってくるとかすげーメンタルよな。いや死んだことないからわからんけど》

《死んだことのあるやつは生きてない定期》

《今ならダンジョンあるしから》

《 っ 残機制》

《せやな》

《せやで》

《前回と違って戻ってくるまで時間がかかったね》

《まあ、さすがに2死はしんどかったんじゃなかろうか》

《今回に限ってはモナがお漏らししたから、死なないことわかってるからな。安心して見れる》

《モナ……、お漏らし……》

《ひらめいた!》

《通報しました》

《もうホント、母上いないからってやりたい放題やな》

《とりあえず時間と発言をメモしておきましょうか。何かの役に立つかもしれませんし》

《やめろください》

《すみません、出来心だったんです》

《などと供述しており……》



 そうコメント欄が雑談で埋まる間にも、アズマは相変わらずぶつぶつとつぶやきながら洞窟を進む。


「せっかく死んだんだから、持ち物の原状復帰をしたというのに……、SDSはなくなったままだったんですよね。なのに服は元通りになっているわけで……。これは元に戻せるアイテムに限りがあるという事になるのでは? いや、もしくはデスペナという事も考えられますね。ここら辺の検証も気になるところではありますが……。まぁ私が調べることでもありませんか……」



《いや、調べて! 検証して!!》

《期待してる》

《この人、一応デスペナの概念わかるんだな》

《研究者っぽいし、そういうことに疎いかと思ってたんだけど》

《あー、大学の教授とかってそう言うイメージあるよな》

《実際はそう疎くもないけどね》

《特に工学系はなー》

《そういやうちの大学の教授、パトロールするレイバー作りたくて研究室入って今に至るって言ってたな》

《文系も今は同じだよ》

《サブカルどっぷり世代がいい年代になってきてるもんな》

《そういやうちの神話学の教授も、ここ数年で神話学なんてマイナーな学問に興味のある人が増えて嬉しいって言ってたな》

《それはまた別件なんじゃないかな~》

《まあ、この人さっきから、シュワちゃんネタだったり、パラノイアネタをぶっ込んできてるんだから、元々そう言う素養があるんでしょ》

《でも、気になるよね。結局、アイテムの復活制限や、アイテム損耗・経験値的なものの減少みたいなデスペナがあるのかどうか》

《確かにな》

《どうなん? マヨちゃん》



 水を向けられたモナはというと――、


「――――――」


 ウスベニに顔を埋めてコメント欄を見ないようにしていた。

 ウスベニは居心地悪げにもぞもぞしているが、それを離すまいと、モナはしっかとつかんでいる。



《どうしたのさ、モナ》

《おい、実況者。コメント見ようぜw》

《この人、もう死なないんでしょ。グロくならないから見ても大丈夫だよ》



 コメント欄をチラ見したモナは、またもウスベニに顔を埋める。


「やじゃ。今顔を上げたら、我の顔色でそなたら色々察しそうだからや、なのじゃ」


 どうやらモナは、顔色で悟られるのを避けるために、ウスベニに顔を埋めていたらしい。



《そんなこと言わないでよマヨちゃん、かわいい顔見せてよ》

《そうそう、顔隠した時点で制限デスペナがあることばれてるんだからさ》

《あ、馬鹿。口に出すなよ》



「な、なんじゃとお!」

 モナはがばと顔を上げた。



《あ~あ、ノマルンがばらすから》

《もうちょっと、頭隠して尻隠さず的なマヨマヨを楽しもうと思ってたのに》

《もっと空気読まないと》

《バレバレなのに情報を隠そうとしてる迷ちゃん、かわいかったのに》

《ほんっと……》

《フルボッコで芝生える》

《かわいそう……、とは思わんな》

《名前つけられていじられてるの、うらやま…………。う~~ん》

《絶妙にうらやましくない当たりが、ノマルンらしいと言うか》

《ひどい言われようww》

《まあ、今回については時間制限あったし。ちょうどよかったんじゃね?》

《ああ、あいつスライムの所までたどり着いたのね》

《ちょうどいいっちゃ、ちょうどいいか》



 分割された画面には、アズマが少し離れた位置から濁った水たまりを見つめている。



「さてさて、前回と同じならアレがスライムという事になるでしょうが――」

 アズマは水たまりを注視する。

「――ふむ。名称:スライム。間違いないようですね。なるほど、向こうの世界では掃除屋なんて呼ばれ方もしているわけですか。ということは私は二回もきれいに掃除されてしまったわけで?」


 口の端をゆがめ苦笑するアズマ。


「それにしてもこのスライムについての解説文、一体どこの誰が書いたものなのやら……。くだんのダンジョンマスターか、それとも向こうの世界の書物に書かれているのか、はたまた集合知をテキスト化したものか。それにこの鑑定は、モンスター以外の向こうの世界由来の品に対して使うことが出来るのか、いやはや興味は尽きませんねぇ」


 ふぅむと眼鏡を押し上げる。


「興味が尽きないと言えばこのダンジョンも……。他の探索者に聞いても、スライムは別の場所にいたと言ってましたし。なのに私は同じ場所で必ずスライムに会う。これがもし同一個体だとするとダンジョンは所謂サーバー分けをされてる事になるわけで……。だとすれば…………」


 アズマは人差し指で額をトントンとたたきながら考え込みはじめる。



《ぐっ、そこで無言になるな》

《もっと考察を聞かせてくれ!》

《口に出せ、口に!!》

《正直コイツのダンジョン攻略、グロいけどめっちゃ役に立ってる気がする》

《鑑定の解説文の話とか、ダンジョンの鯖分けとか、気になるじゃん。すっげー気になるじゃん》

《そこら辺どうなの? モナ》

《おしえておしえてーー》



 そのコメントにモナはというと、


「つーーーん、なのじゃ」


 口をとがらせ、そっぽを向いていた。



《おい、モナちゃんがへそを曲げちゃったじゃないか》

《どうすんだよ》

《そっぽ向かないでよ、モナモナ》

《そうそう、ちょっと教えてくれるだけでいいからさ》

《そうそう、先っちょだけ》

《そうそうって、それはダメー》

《今日は下ネタが多いなぁ》

《仕方ないね、今日じゃないと言えないから》

《メモメモ》

《――スン》



「先っちょが何かは知らんが、我は教えんぞ。やーじゃもんね。べーーっだ」

 モナは顔をしかめ、あっかんべーとばかりに画面に向かって舌を出していた。



《おっとこれは……、スクショ案件ですね》

《●REC》

《スクランブルがかかるんだよぉぉぉ(血涙)》

《せめて動じてやれよ》

《あ~あ、モナちゃんトサカに来ちゃってるわ》

《完全につむじを曲げた件について……》

《おい、誰かご機嫌取れよ》

《誰かおいしいもので釣れよ》

《まーた食べ物で釣るきかよ》

《実は俺、誰か郷土のおいしいもので釣って欲しいと思ってる》

《あ、わかるー。私もさっきのお漬物おいしそうだったから、それっぽいのポチったんだよね》

《どんどん色々、みんなモナに貢いで紹介して欲しい所存》

《俺はそれをポチって、モナちゃんと一緒のものを食べる》

《甘酒だけは残念だった》

《まあうちのは通販してないからな》

《そこは神田のお店のやつで、あっちもおいしいし》

《今回はなんか食べ物ネタあったかな》

《 っ マシュマロ》

《マシュマロかー。バーベキューでスモアするくらいのイメージしかない》

《スモア、いいよねー》

《私はチョコパイにはマシュマロ入ってた方がいい派》

《マシュマロ無し派ー》

《やめろ、そこはキノコタケノコと同じで戦争が勃発するぞ》

《よーし、じゃあ老舗和菓子屋のマシュマロを進物にすーるぞー》

《老舗和菓子屋のマシュマロというパワーワードよ》

《ざっと3つくらいの候補思いついたけど、どこのかな~》

《それはまあ、ついてのお楽しみという事で。そう遠くないところにダンジョンあるから、そんなにお待たせしないと思うよ》



「ほほう、それは楽しみな……」


 マシュマロにつられ顔がほころぶモナだったが、慌てて首を横にぶんぶんと振り顔を引き締める。


「い、いやいや。そ、そんな食べ物なんかにつられたりはせぬぞ。我はそんなに安い女ではないのじゃ」



《モナのガードがちょっと堅くなってる!?》

《驚愕!》

《マシュマロ、おいしいのに……》

《まあまあ、モナちゃん。今回の進物はあくまでお詫びだから。これを対価に何か教えてって言う話じゃないから》



「う、ううむ。そう言うならば……、いやしかし……」


 モナは少し態度を軟化させたのか、迷ったように指で自身の黒髪をくるくるといじる。



《マシュマロ、あまくておいしいんだよ。モナモナも一緒に食べようよ》

《見た感じは、一口大のウスベニかなぁ。白くてふよっとしてて》

《うんうん、口の中に入れるとじゅわっとして》

《おいし~んだよ~》



「ほ、ほほぉ」


 興味が出てきたのかモナは手元でぷよぷよしていたウスベニを見やる。


「それは確かにうまそうじゃな」


 何かを感じ取ったのかウスベニは机の端に逃げようとするが、モナにその身体を押さえられ、相も変わらず身じろぎするにとどまっている。


「ふむ、そなたらがそこまで言うならば我も矛を収めようぞ。…………決してマシュマロとやらにつられたわけではないぞ」


 モナは鷹揚に頷いた。



《最後の一言で台無しだが》

《まあ、機嫌が直ってよかったわい》



「ああ、そうじゃ」


 モナは思い出したかのように付け加えた。


「ダンジョンのさーばー分け云々に関しては『ある』とだけ言っておくぞ。自衛隊が色々調べてたようじゃからな。そのうち皆におおやけにするじゃろ」



《なんだかんだで教えてくれた》

《モナちゃん優しい》

《ありがてぇありがてぇ》

《そりゃそうか、自衛隊は今もう潜ってるんだもんな。色々調べてはいるか》

《人海戦術で情報も共有してるだろうからね》

《もうダンジョンに入った人がここにいたら情報ももらえるだろうけど》

《うーん、いないのか秘匿しているのか……》

《美夜ちゃんとタケル君のおかげで、二人同時には入れるのは確認できてるんだけどねぇ》

《まあ、雑談はそんなところで、あいつがなんかはじめるみたいだぞ》



 画面上、スライムから離れたところで腰を落ち着けたアズマは、背負い鞄を探っていた。

 中から取りだしたのはいくつかのフラスコ。中には透明の液体が入っている。アズマはフラスコの栓を抜き、代わりにそこに布を詰めていた。


「何かしら持って帰れたらと思って持ってきたフラスコですが、いやはやこんな使い方をすることになるとは……。まあでも、最寄りのコンビニにスピリタスがうっていたのは僥倖でしたか。なんとも田舎のコンビニは品揃えがいいことで……」



《スピリタスって何ぞや》

《お酒だよ~。度数96のお酒~。ショットガンもいいけど、おすすめは果物をつけ込んでリキュールにするのがいいかな~。確かオレンジつけ込んだやつがあったから、明日はそれ飲もうっと》

《アルコール度数96って、もう酒じゃないじゃん。消毒用アルコールじゃん》

《たぶん博雅の姉貴だろうけど、お酒はほどほどにな》

《んふふ~。今日はこのどぶろくで終わりにするよ~。ちなみに消毒用アルコールの度数は80位だからそれ以上だね~》

《はー、世の中にはそんなお酒もあるんやね》

《そんなものが入ってるビーカーに布を詰めるって事は……》

《まあ、即席の火炎瓶だろうな》



 コメントの言うとおりだった。アズマはライターでもってフラスコの口の布に点火する。


「中身はアルコールですから一瞬燃えるだけでしょうが、あのスライムの弱点は炎。何らかの効果はあるでしょう。とはいえ、もう死にたくはないですから万が一に備えて十分離れてっと……」


 スライムから十分に離れたアズマは、点火したフラスコを次々とスライムに向かって投げ入れる。

 それらはスライムに、そしてそのまわりに落下し、炎をまき散らした。

 本当ならばアルコールを燃やし尽くし一瞬で消える炎。しかしその炎はちろちろとスライムを舐めるように広がり――。


 ――一瞬。ごおとばかりに激しく燃え上がった。


「おお!? なかなかに激しい反応ですね。これはスライムの組成がきになるところですが……」


 思わずたじろぐアズマだったが、数瞬後、炎の消えた跡地を凝視する。


「スライムの反応は無し。あるのは魔石だけ。これに関してはテキスト欄はなしと……」


 アズマは困ったように頭をかいた。


「何やら気になることが次から次へと……。嬉しいですが困りましたね。こうなったら研究室の学生も一緒に……。いや、上がまたごちゃごちゃ言ってきそうですか。なら自衛隊、政府関連のつてで……」


 アズマはぶつぶつとつぶやきながら、落ちた魔石を手に取る。


「さて、色々と気になることはあれど、最低限やれることはやったでしょう。土日は人が増えて煩わしくなりそうですし、研究室にこもりますかね」


 魔石を手で遊ばせながら、アズマはダンジョンを後にした。



《最後はあっけなかったな》

《いうて、スライムが火柱上げたときはびびったけど》

《あんな反応するんだと、火が弱点とはいえ近接は結構しんどいな》

《アルコール+火だったからかもしれんが、そこら辺はわからんからなぁ》

《クラスの取得だけを考えると、ここなら楽に行けそう?》

《同じもの作って同じ事すればいけるとは思うけど、取得できるクラスが偏りそうだな》

《あー、確かにそうなりそう》

《そこら辺、モナちんもちゃんと考えてダンジョン造ってるよな》



 そのコメントにモナは満足げにうなずく。


「そうじゃろうそうじゃろう。我も考えて造っておるのじゃ。次の近畿のアンデッドダンジョンも、そなたらが欲するクラスが得られるようにと……」


 そこまで言ったところでモナは、慌てて口にばってんをつくった。


「おっと、これはまだ秘密じゃった。そなたらの考察の楽しみを邪魔するわけには行かぬからな。っと、次じゃ次」


 モナは一旦画面を閉じ、新たなダンジョンを映しだした。



《あいかわらず、おだてるとお漏らしするな》

《そこがかわいい》

《気になる発言だけど、見てればわかるかぁ》


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


安曇野スライムダンジョンのお話は一旦終わり。

次は、アンデッドダンジョンです。


明日はお休みして、あさっての更新となります。


それでは度々になりますが、ブクマレビュー応援は励みになりますので、まだの方面白いと思っていただけましたら、よろしくお願いします。

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