Destiny Unchain Online 〜吸血鬼少女となって、やがて『赤の魔王』と呼ばれるようになりました〜

【小話】あなたのスキル構成は？【銀幼斬姫 雛菊編】

「――で、私たちのスキル構成を聞いて回っている、ですか」

「うむ。それでじゃ雛菊、ちょうどバッタリ会ったのも良い機会じゃから、聞かせてもらって構わんか？」

「はいです、もちろん良いですよ、お師匠！」

　――――――

　PC name:雛菊

　種族:銀狐族

　所属国家:『ルアシェイア連王同盟国』

　所属ギルド:『ルアシェイア』

　■基本能力ベーススキル

　HP:3150

　MP:450

　生命力（VIT）:100/100（-10）

　精神力（MND）:50/100（0）

　筋力　（STR）:100/100（+10）

　魔力　（MAG）:50/100（ +10）

　フィジカルエンハンス　:100/100

　マジックエンハンス　　:100/100　

　MEリターナー【MND】 :-50/-100 （■:成長停止）

　MEリターナー【MAG】 　:-50/-100 （■:成長停止）

　■所持スキル

　・マスタリースキル

　両手剣マスタリー　100/100

　刀剣マスタリー　　100/100

　アーマーマスタリー　50/100 （■:成長停止）

　・ウェポンスキル/マジックスキル

　刀聖　　　　　　　100/100

　（刀&抜刀術）

　応変『桜花の型』　100/100

　応変『紫電の型』　100/100

　応変『氷雪の型』　30/100 （■:成長停止）

　応変『月輪の型』　50/100 （■:成長停止）

　・生産スキル

　分解　30/100

　鍛冶　30/100

　・日常スキル

　軽功　　　100/100

　超回復　　20/100 （■:成長停止）

　スカウト　50/100 （■:成長停止）

　起死回生　50/100 （■:成長停止）

　・補助スキル

　戦闘技能　50/100 （■:成長停止）

　幻惑　　　100/100

　・EXドライヴ

　蒼神炎舞刃　80/100

　合計　1180/1200

　生産　60/60

　■特性

『蒼炎』

『夜目』

　■装備特殊効果

【都牟刈（つむかり）の大刀】

『八重垣の刃』

　この効果を使用するには、事前に所持しているカテゴリー『刀・太刀』の武器を設定しておく必要がある。最大で八本まで登録できる。

　この太刀は、前述の設定により紐づけられた刀の特殊能力を継承する。

　また、この特殊効果を使用中、登録された刀は所有者の周囲を追従し、自動で敵からの攻撃を迎撃するようになる。

　ただしこの際の耐久力減少効果は、全てこの『都牟刈の太刀』が引き受ける。

【ザドキエルの外套Ⅱ】

　『ケセドの加護』

　一日3回、30秒の間風の結界を纏い、一定以下の威力の飛び道具を回避する。

　■補足

【応変『氷雪の型』】

　習得条件: 刀剣マスタリー SLv70

　効果:刀・太刀使用時に『氷雪の型』にスタイル変更。使用可能な戦技が『氷雪の型』専用のものに代わり、与魔法ダメージの増加及び状態異常付与成功率が上昇する。

【応変『月輪の型』】

　習得条件: 刀剣マスタリー SLv70

　効果:刀・太刀使用時に『月輪の型』にスタイル変更。使用可能な戦技が『月輪の型』専用のものに代わり、複数エネミー同時攻撃時の攻撃力が上昇する。

　――――――

「しかしまぁ……魔法系、バッサリ切ったのぅ。以前は強化魔法最大まで鍛えておったよな？」

「はいです。でも、皆と行動してる時はもっと得意な人も居るから、私は自分の仕事に専念するべきと思いましたです」

「うむ、まぁなぁ。突き詰めていくと、分業して特化になるよなぁ」

「はいです、特に強化魔法はフレイヤお姉さんとフレイお兄さん、それにリコリスお姉さんのお母様も得意ですから」

「で、お主のスキルレベルを圧迫している最大要因と思われる各種応変スキルじゃが」

「ほんとそれです……片手剣の六種揃えた北の氷河のあの人とか、どれだけ汎用性削ってるですか」

「あやつ、聞いた話では『MEリターナー【魔力】』レベルMAXらしいぞ？　精神力も50以上削っているとかもっぱらの噂じゃが」

「うわぁドン引きです」

「まあ、あやつのことは置いておいて。結局、『氷雪』と『月輪』はそこまで伸ばしとらんのじゃな？」

「はいです。氷雪は魔法攻撃系特化なせいか性に合いませんでしたです」

「月輪は？」

「私はどちらかというとボス対応役が多いですから、ひとまず他で対応できるので休止中です」

「お主は対個人相手の我らギルドにおける最大DPS（単位時間当たりの火力）保持者じゃからなぁ……」

「本当は『剣聖技』みたいな例があるから、四種全部極めたいところなのですが……私もお師匠みたいに種族進化したら考えるです」

「さて、装備についてじゃが」

「お師匠、これ、これを見て欲しいです！」

「うむ、やはり『都牟刈の大刀』よな、最大の見せ所は。別名が草薙の剣とか天叢雲剣。たしか、ベリアル戦のレアドロップじゃったな」

「ゲームとはいえ、私があの草薙の剣を手にする日が来るなんて思いませんでしたです……はぅ」

「うんうん、鞘に頬擦りしたくなる気持ちはわかるよ。出典が日本神話の武器としては、一番有名どころじゃからなぁ……さて」

「言わずとも理解しておると思うが、雛菊よ。その武器の欠点は理解しておるな？」

「はいです、武器耐久力ですね？」

「そうじゃ、最大本数、武器を登録した場合、その刀の耐久力減少速度は最大に見積もって八倍じゃからな。乱用しておると……」

「はい、あっという間に修理が必要になるのです！」

「わかっておるならばよし、ちゃんと修理キットの残量確認と予備武器の準備を忘れるでないぞ？」

「はーい、了解しましたです！」

「こんなところかな。お主の場合は基礎能力をひたすら極めて、あとはお主本人のセンスなのじゃから、あまり特筆すべきところは少ないんじゃよなあ」

「そうなのです、私は色々とシンプルなのです……」

「それだけ、お主自身の基本能力が図抜けて高いってことじゃよ。誇るがいいのじゃ」

「むふー。それでお師匠、次は誰に聞くのですか？」

「そうじゃな……確かそろそろ委員長がログインする頃合いじゃから、そちらにしようか。確か昨夜は練兵場で落ちたんじゃったな」