暗殺結果
結局、ゾーリッヒは死んだ。死因はなんらかの毒によって死亡と報じられた。ゾーリッヒが死んでから建物内などを色んな所を探して遺品整理をしているとあるメイドが隠し部屋を見つけて中に入ると小さな女の子が沢山いたらしい。
「暗殺大成功ですね」
私は内心、ウキウキしていたのだろう。ルーラが問いかけてきた。
「ニヤニヤして…どうしたの?」
「いえ…何も」
危ない危ない…口角が上がっていたようです。
「まぁどうせ、暗殺が上手くいった事に嬉しいんでしょ」
「当たりです」
ルーラとナギの交流は約10年ぐらいだ。流石に気持ちぐらい分かるのだろう。
「あっそういえば…今日ギライルさんが訪ねてきたんですよね」
「ギライルさんが?何かあったのでしょうか?」
「実は…グリュード…分かりますよね?竜の国です」
「あっはい。分かりますよ」
グリュードとは何年か前に協力してとある国を潰したので、よく覚えていた。
「実はその国に移民がきたらしいんですよ」
移民ですか…
「それで移民を受け入れたいけど、場所が場所だから難しいんだよね」
「つまり、移民を受け入れてくれない?という事ですか?」
ルーラがナギに向かってピンと指をたてた。
「その通り。まぁ領土は広いから受け入れるんだけどね」
「なるほど…分かりました。ではギルドに言っておきます」
「頼んだよ〜」
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