登場人物紹介 第21話編

藤井ふじい 芳樹よしき

蓮の後輩の少年。綴編高校に学籍だけ置いており、ラーメン屋で働きながら毎月の学籍代を支払っている。

徒歩市連続暴行事件および殺人事件の犯人として、起訴されてしまう。

クルセイダー(VTuber【聖盾クルセ】のファンの総称)であり、頻繁に配信に顔を出している。

<作者のコメント>

小学生の時に身寄りがいなくなり、おやっさんに拾われました。

クルセイダーになったのは中学生の時で、当時企業Vでがっつりお色気系だったクルセに性癖を破壊されてしまったからです。

【フジックス・オメガ】というハンドルネームは中学生のころに作ったものを、未だにちょっとかっこいいと思っています。愛称は【オメガ】です。


いわお とおる

藤井の働くラーメン屋『らぁめん がんてつ』の店主。徒歩市繁華街近郊でラーメン屋を経営している。通称おやっさん。

徒歩市の風俗店に顔が広く、裏の界隈では「風俗王」と呼ばれている。

<作者のコメント>

徒歩市の風俗店はススキノくらいの規模。なので、正規のソープだけでも30店舗以上あります。おやっさんは若いころ、そんな風俗店すべてを制覇しました。この偉業は繁華街史上、彼だけです。

徒歩市の風俗店に若いころのメンタルを支えてもらったことに恩義を感じており、深夜まで店を営業しています。深夜0時過ぎ、閉店した風俗店の嬢やスタッフに、温かいラーメンを食べてもらいたいからです。味は濃いめので、にんにく背油たっぷり。女性には比較的ヘルシーな、まぜそばが人気なんだとか。


針井はりい 世之よごれ

徒歩警察署刑事課に所属する刑事。徒歩市内で発生した連続暴行事件を追っていたが、殺人事件に発展してしまい警視庁捜査一課に担当を横取りされてしまった。

<作者のコメント>

徒歩市は日本で一番怪人犯罪が多い街。そんなところの刑事課なのですから、弱いわけがありません。

警視庁には怪人犯罪に特化した怪人特課がありますが、怪人だって軽犯罪をすることもあります。そんなのの相手をしなければならないので。

また、今回活かせなかったのですが、彼は異能持ちです。また出番があったら、異能を披露することもできると思います。

名前の由来は「ダーティ・ハリー」です。


谷場たにば すぐる

藤井の担当弁護士になった男。学歴・実力ともにエリートにふさわしい。学歴の低い人間を見下す傾向にある。

<作者のコメント>

作中での扱いは散々でしたが、本当に優秀な弁護士です。元々実家が金持ちというわけではありませんでしたので、第一高校受験に失敗し東京の私立高校に進学した時は内心申し訳ないと思っていました。

なので、東大から司法試験を経て弁護士になった時、弁護士として稼いだ給料を実家に無理やり仕送りしています(親は要らないと言ったのに送り付けてました)。

ちなみに彼の同級生の中には、第一高校に合格した者もいます。それが尚更彼のプライドを傷つけました。

名前の由来は「やばすぎる」。旧姓の「宇座うざ」は「うざすぎる」になります。


【暴行事件の被害者たち】

徒歩市連続暴行事件で、後頭部を殴られ襲われた人たち。殺人事件の被害者とは、異なる共通点があった。

<作者のコメント>

被害者の名前に、共通点が隠されています。

鶴田つるたひかる → つるぴか

諸羽もろは源一郎げんいちろう → もろはげ → もろハゲ

神無月かんなづき郷雲ごううん → かんなづき → かみがない → 髪が無い。ちなみに業運の持ち主(ツキはある)。

面谷おもたに内和うちかず → つら・や・ない・わ → ヅラやないわ!

ちなみに面谷さんは普段はヅラを被っていますが、事件当時は酒のせいで身体が火照っており、頭が蒸れるし誰も見てないからとヅラを外して持ち歩いていました。そのせいで襲われました。


【北田店長】

殺人事件の被害者・日向望の勤めていた不動産会社【東堂不動産】の徒歩支店店長。問題社員だった日向の存在と、上層部からのノルマに板挟みになっている。

<作者のコメント>

人が死んで喜ぶ、という非人道的な面を作中で見せていましたが、この人自体は特段悪い人ではありません。普通に妻子がいて、休みの日には子供と一緒にキャッチボールをする、優しいお父さんです。面倒見の良い男でしたが、日向が手に負えなかっただけです。


田辺たなべ

日向望の同期で、東堂不動産徒歩支店で一緒に働いていた男性。唯一残った同期の日向の事を気にかけていた。

<作者のコメント>

社内いじめを受ける前、日向には「怒られないようにちゃんとしてくれ」とさんざん言っていました。これは悪意があったわけではなく、「お前が怒られるのを見るのが自分も辛いから」という意味合いがあります。

本人的には励ましのつもりでしたが、成績を上げて上司からも好かれている田辺から言われても、日向にとっては逆効果でした。

そのため秘密裏に闇金の連帯保証にされてしまうほど内心恨まれていましたが、日向が完済したため最後までそのことを知ることはありませんでした。


日向ひなた のぞむ

徒歩市連続暴行事件および殺人事件で、殺された被害者。東堂不動産徒歩支店で、社内いじめに遭っていた。闇金からも多額の借金をしていたが、殺される直前に完済し、しかも高級キャバクラで遊んでいる。

<作者のコメント>

このキャラクターのモデルは、会社を辞める前の作者です。一歩間違えば、自分もこうなっていたかもしれないと思いながら書いていました。

自分の無能さに打ちひしがれ、自己嫌悪に陥り、それすらも辛くなったので他責にしようとしますが、結局自責に延々と苦しめられ続ける。そんな救われない男です。

暴行事件において真犯人を脅迫し、600万もの大金を手に入れます。その金で闇金の借金を支払い、遊んだりもしましたが、彼の心は決して満たされることはありませんでした。

自分の年収以上の金をポンと手に入れたことで、彼の人生観は壊れてしまいました。自分の1年の頑張りの値段(年収)が、この札束6つの半分程度しかないことに、ひどく絶望しました。

自分の価値があまりにもちっぽけなのだと、ショックを受けてしまい、遊んだ快楽なども殆どありませんでした。

生きるために会社に寄生しようとしていた彼でしたが、その生き方があまりにも虚しいことを悟り、会社を去ることを決意しました。

手切れ金として大目に次の金額を要求し、真犯人には別れを告げようとしましたが、その前に殺されてしまいました。


【東堂社長】

東堂不動産をまとめ上げる社長。金色の輝く腕時計がトレードマークで、広告にも積極的に顔を出している。

一郎という息子がおり、将来会社を継がせることを計画している。

<作者のコメント>

作者が昔勤めていた会社の社長を、ちょっと思い出しながら作ったキャラです。

ただ、別に恨んだりとかはありません。そんなに関わることもなかったですし。

ちょっと恨んでいると言えば、本社勤務時代にあちこちの店で昼飯を食べるから、同じく昼休憩時に、社長がいないかびくびくしながら店を探さないといけないのは、ちょっと迷惑でした。気を遣いながら食べるの嫌だったので。


【裁判長】

藤井の裁判を進行した裁判長。厳格なおじいさんのように見えて、結構ノリの良い人物。藤井と同じくクルセイダーで、周りには「孫がファン」と誤魔化している。

<作者のコメント>

元々この21話が「逆転裁判」を見て考えた話なので、裁判長がお茶目な人になるのは必然でした。

クルセイダーになった経緯は、本当に孫がVTuberを見ていたのがきっかけです。たまたま見かけたクルセに一目ぼれしました。奥さんには白い目で見られています。

ちなみに孫は現在、「G線上アリア」というVTuberが推しなんだとか。


【法務局の役人】

事件の裏、裁判そのものを裏で引き起こした張本人。裁判を通して紅羽蓮をコントロールできないか実験していたが、汚職を許さないタナトスと蓮を巻き込まれたことに激怒したギザナリアによって粛清された。

<作者のコメント>

ちょっとだけバイオレンス要素を入れたくて、最後の最後に付け加えたキャラです。最後のシコらせて直後に殺すというのは、書いてるときにちょうどそんな感じの拷問シーンを見たのでやりたくなりました。

相手を泣くまで追いつめて、変な事させてプライドをへし折り、それすら無視してゴミのように殺す。そんなギザナリアたちの、怪人としての残虐さを改めて演出するためのキャラでした。

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