第7話 黒騎士誕生

 無限の静寂しじまの漆黒の闇


 そは、たれぞ、あらん?


 猪武者の黒甲冑


 黒檀の黒漆


 屍の黒騎士


 やんぬる哉!


 我も、また、闇に消え、静寂の一員となろうぞ!


 こうして、我は、闇の一族の末席に加わった


 今にみておれ!


 黒い情念の帳が我の心に降り


 黒い怨恨となって、身体を侵食する


 扱いしは、黒死無双剣


 彷徨える魂を喰らいつつ、発現する黒技の数々


 勇者の聖剣、怖るるにあらじ


 返してもらうぞ、我が姫を


 今度こそ、姫をお守りする


 たとえ、姫にはわからなくとも


 たとえ、嫌われようとも


 本来の姫に戻られる日を願いて


 我は、姫を守るためには何処までも堕ちようぞ!




 ~~~~本編を書くかは、この黒騎士、期待してはおらぬ

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