第2話 ギャンブル

 ギャンブル

 それは、お人好しがバカをみるゲーム。


 あなたは、なぜ、私とのデートをすっぽかして、ケーバに行くのかな?


 そのあと、彼のケーバ行きは中止になりました。

 わたしは、彼の為を想って、約束したの。


 でも、彼は、約束を破った。

 わたしは、彼と喧嘩をした。


 お人好しの彼は、私の涙を見ると、土下座をして謝った。

 わたしは、心の中でペロっと、舌を出した。


 1年後、私達は結婚した。

 新婚旅行でドーヴィル競馬場へ行った


「1年間、ギャンブルしなかったから結婚したのよ」

「えっ?ごめん」


「なぜ、謝るの」

「だって、ギャンブルしてたから、ずっと」


「えっ?いつしてたの?」

「今もずっと」


「だから、ここではやっていいんだからね」

「ちげーよ。お前と、いつもしてるから」


「ボケたの?意味わかんないんですけど」

「だって、お前との付き合い自体がギャンブルだって、気がついたし、結婚もギャンブルだろ?」


「そっちか!」

「ありがとな、ずっと、好きなギャンブルが出来て、幸せだよ」


「えっ?えっと、どういたしまして。こちらこそ、よろしくね?」

 うん?なんか、うまいこと言われた感じ?私って、お人好し?


(競馬場へ行かなくても、携帯で全部できちゃうから。オレは心の中で、舌をペロっと出した)by夫



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る