『ペンは剣よりも強し』

　……そんな時代も有った！

　脅迫や圧力。暴力や拳では敵（かな）わないから、SNSで内部告発や被害拡散をして、相手を制裁する時代も有った。

　だが、近年。それを誹謗中傷と見られたり、加害者が名誉毀損で訴えてくるケースも増えて来た。

　こうなると、相手を名指しで非難や糾弾する事が出来なくなり、ぼかした情報で拡散をするしか出来なくなった。

　けど、ぼかした情報でも相手が『これは俺（私）の事だ！』と、感じてしまえば相手を誹謗中傷・名誉毀損でその拡散者（密告者）を訴える事が出来てしまう！///

　此処まで来てしまうと、内部告発やSNS拡散をしたくても、リスクの事を考えると出来なくなってしまう。

　やはり最後は、やったもん勝ちで有り、また、ペンでは剣には勝てないルールに変えられた！

　……

　この様に成ってしまったのは、SNSが身近な物に成ったからで有るが、間違った自己正義ややり過ぎだったのが原因だろう。

　SNSは拡散すれば拡散するほど、自体の収拾が付かなくなる。

　軽い気持ちで、有名人の個人情報をSNSに投稿したら瞬く間に広がって、その相手から訴えられたり、それが仕事で得た情報なら、それが原因で解雇されたり、時には損害賠償を請求される時も有る。

　気軽に発信出来るSNSで有るが同時に、自分の首を自（みずか）ら絞める物にも成ってしまう///

　あくどい行為や自分の辛さを、SNSで拡散させたい時も有るだろうが、相手が訴えてくるリスクも意識しなければならない……

　……

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