第324話 飛ぶ鳥跡を濁さず
飛ぶ鳥跡を濁さず……
この意味は、去っていく者は、跡が見苦しくないように始末してから出立しなくてはならないと言う、意味だそうだ。
また『引き際はいさぎよくあるべきである』の、意味も有る
まぁ、代表的なのは、自己都合退職などで企業を去る時に、良く使われる言葉だろう。
転勤や栄転で、この言葉を使う必要性は、余り無いと私は感じるから。
左遷や会社都合で退職させられる場合なんか、後足で砂をかけたい気分になるだろう!?
☆
けど、実際に『飛ぶ鳥跡を濁さず』を実践するのは難しい。
退職の場合。退職日まではそれまで通りの業務をこなさないと行けないし、後任への引き継ぎ業務も有る。
当たり前だが、私物やデスク。ロッカーの整頓なども有る。
中には、退職を引き留めてくる人は居るだろうし、嫌みを言ってくる人も居る!?
有休消化を完全にさせてくれる保証は無いし、円満退社が確実に出来る保証も無い??
特に自己都合退職の場合、企業に不平不満が有って退職を決断する場合が多いから、退職を願い出た時点で、本人はその日付で辞めたい気分に成っているだろう。
だが現実的に、その日付で辞める事はほぼ出来ないから、退職日までは我慢や辛抱で有る。
☆
退職代行サービスを使えば、退職に関する交渉・手続きを代行サービスが全て行ってくれるが、もちろんお金が掛かるし、辞められる企業にとって、辞める人に怒りしか感じないだろう。
合法的で有るが、やっぱり『道理に反する』からで有る。
まぁ、こんなのでは『飛ぶ鳥跡を濁さず』では無く『後足で砂をかける』と成る。
辞める本人にとっては、これが一番楽な方法で有るが、間違いなく“辞め癖”が付くだろう……
☆
大体の人が『飛ぶ鳥跡を濁さず』を実践して、円満退社をしているだろうが、それが出来ない・難しい場合も有る。
喧嘩別れの退職も仕方ないが、出来れば『飛ぶ鳥跡を濁さず』で、退職したい物で有る。
……
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