第273話 ハラスメント

 私、僕、俺が不快に感じたら、全てハラスメント!!

 良い時代である……


 SNSのお陰で、気軽に内部告発が出来るように成り、表上のハラスメントは減りつつ有る……


 だが、裏のハラスメントは全く減っていないし、みんながみんな、直ぐにハラスメントと言うように成ってしまったから、迂闊に注意も出来ない時代にも成ってしまう!?


 私は……ハラスメントを受けていた、最後の時代と言えば良いだろう。

 当然、学生時代は教師からの暴言・体罰は当たり前で有った……


 だけど、私時代はそれを『愛のムチ』と言われて我慢したり、それをバネにして頑張った時代でもある……


 ……


 今の時代は注意でも、ハラスメントと受け止められるから、社会全般が人を注意出来なくなった……

 一時は全滅した暴走族が復活するように、人は注意されなければ“どんどん”有頂天に成る。


 そして、一番の問題は、注意を全くされずに成長した子達はどう成るのだろうか?

 常識のある家庭なら、親が有る程度は躾けると思うが、そうで無ければ愚連隊を世に出すのと変わらない……


 上記で書き記したように、表上のハラスメントは減りつつも、裏のハラスメントは全く減っていない。


 マスメディアも、大手企業のハラスメントは面白がって記事にするが、親族経営企業のハラスメントなんか記事にしない!


 理由は簡単である。

 親族経営企業のハラスメントなんて、読者や視聴者にはどうでも良いからだ。

 数字が取れない物を、マスメディアも記事にはしない!?


 そして、愚連隊の世界なんか、本当にハラスメントの集大成である!

 暴力は当たり前。悪口、陰口、性的陵辱……何でも有りである。


 愚連隊は仲間意識が強いから、下手に外部公表でもしたら、遠慮無しにその人の命を持っていく……

 ハラスメント、ハラスメントとわめいて、それで収まっているのは極一部の人だけで有る。


 ☆


 ハラスメントは絶対に無く成らない。

 ハラスメントが無く成る時は、人類が滅ぶ時である!


 少しの注意でも、ハラスメントと喚くのは個人の自由であるが、注意されないようにするのも、必要では無いだろうか?


 誰だって、憂さ晴らしに注意や悪口を言うわけで無い!(そう信じたい///)

 相手のことを思うから、注意するので有る。


 実際。どうでも良い人間に、注意や助言をしない。

 相手のことを思うから、注意や時には躾をするので有る。


 だけど受け止め側が、それをハラスメントと認識してしまったら、それまで有るが……

 これで、良いのだろうか??




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